「新規開拓するのはシンドイし、
 営業するのは面倒くさい。

 最近はビジョンやミッション、
 理想や夢など考えたことが
 ありません・・・

 ともかく、ひたすら
 目の前の仕事をやってます。






 ランチェスター経営
 学んだ顧客維持戦略から、
 今いるお客さんの
 接触頻度をこれでもか!
 と思うほど高くして、
 お客の数を増やすより
 単価アップを目指してきた。

 バースデーカードや
 年6回の定期的な
 手書きハガキを、
 年間2500通ほど出して、
 毎月のニュースレターを
 21年続けてます。

 逆に言えば、
 それしかやっていません。
 これらを徹底することで
 心身とも疲弊している
 のが実情です」


このように、昨年7月
勉強会で仰っていた社長様。

ただ、その後チェックすると
毎年のバースデーカードを
お送りできていないお客さんが、
何十人か存在することが判明

そんな顧客維持戦略の逆を
行くような事態を回避するため、
顧客情報の整理をし直そうと
心に誓ったのですが・・・

IMG_1077












・・・誓って半年も経たずに
断念されたっとのこと。

一番苦手な「整理」だけを
目的としてしまったから
との結論だったようです。

この社長様の業務として
あくまで「整理」はお客さん
とのコミュニケーションを
円滑にするための手段で
あって目的ではありません。

part3_01_200[1]










ココで思い出したのが、
ランチェスター経営(株)
旧版『戦略☆名人』DVD、
弱者の戦略ルール」から、


◆経営の目的を1位作りにする


人が何かをするときに失敗する
のは、目的と手段がゴチャゴチャ
になってしまったとき。
こうなると手段にこだわり
過ぎて全体が分からなくなり
結局、失敗することになる。

手段の処理が優先されたら
目的が忘れ去られてしまう。
その手段がダメな場合は、
別の方法を考えれば良いだけ。
目的を見失うと失敗する。

これは経営についても
同じことが言える。
「目的と手段」あるいは
「目的とヤリ方」が
ゴチャゴチャになると、
小さなことにこだわり過ぎ、
全体を見失って、結局
失敗してしまうことに・・・


これが上手くいかなかった
本当の原因なのか・・・

この社長様から先のような
ご報告をお聞きした際に、
若干の疑問を抱きました。

ただ、同時に別の課題を
見出し、それを達成するには
ある程度は「整理」をする
必要があるとのこと。
そのような仕組みを設けた
ことで、手段の「整理」も、
また目的である「課題」解決
も達成できるようになると。
そのように仰ってました。

続いてのご報告を
お待ち申し上げております。

202407066










私自身に置き換えると、
同じように「整理」が苦手。
いつも資料した資料や本は
山積み状態で、その中に
書類が見え隠れ状態に
雑然と放置されています。

▼以前の積読(本風呂)▼

bat1

しかし、この時期だけは
確定申告という名の
資料整理に没頭中です。

先の社長様からのご報告を
つくづく実感しております。

*私の場合は「仕組み」でなく
 半ば「強制」ですが・・・