池谷裕二さんによる新著
夢を叶えるために脳はある
講談社

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いきなり読み始めて、
考えさせられる点が続出です。

下記「精読している」証拠
としても(?)ご参考を。
(要約して引用)


◆できない人ほど自信過剰


 例えば「振り込め詐欺」などの
 特殊詐欺がなぜなくならないか。

 「あんな見え透いた詐欺に、
  自分は引っ掛かるはずない」
 と自信満々な年輩者が、
 意外とコロリと騙されてしまう。
 その分野について
 よくわかっていない人ほど
 自信満々というのはよくある話だ。

 人は自分が知っているモノには
 「知っている」と気付くけど、
 知らないモノについては、
 何をどこまで知らないかを
 知ることが出来ないからだ。

 自分の無知さに気付く
 きっかけがない以上、
 謙虚になろうにも術がない。
 だから、未熟な人ほど、
 自信過剰なピエロになりがち。
 (ダニエル-クルーガー効果


★このように、自分の
 実力レベルを認知できていない
 ヒトに、真正面から
 「君はダメだから気を付けてね」
 と言っても始まらない。  

 「こんな研究があるんだ」と
 紹介しても、返ってくる答えは
 「うん、いますね、そういう人」
 「具体的に顔が思い浮かびますよ」

 誰一人「自分が該当するかも」
 とは言わない。そのように、
 ヒトは思い込みが激しい。
 
 いや、思い込むだけでなく
 「自分は思い込んでいない」
 とも思い込んでいるのが実際。
 (バイアスの盲点


日頃から竹田先生が嘆く
「言葉」がそのまま書かれて
いるのかと思いました。

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まさに(先の)引用した文で
★以下を次のように捉えると、
(タイトルも少し変更)


◆できない社長ほど自信過剰


★このように、自分の
 実力レベルを認知できていない
 社長に、真正面から
 「君は弱者だから気を付けて」
 と言っても始まらない。  

 「こんな失敗事例があるんだ」と
 紹介しても、返ってくる答えは
 「うん、いますね、そういう社長」
 「知り合いの◆◆社長
  顔が思い浮かびますよ」

 誰一人「自分が該当するかも」
 とは言わない。そのように、
 社長は思い込みが激しい。
 
 いや、思い込むだけでなく
 「自分は思い込んでいない。
  大丈夫、大丈夫」
 とも思い込んでいるのが実際。
 

やはり、経営戦略に関して
無知な社長様に、真正面から


ランチェスター経営を、
 特に弱者の戦略
 勉強しましょう!」

〜と訴えても始まらないのは
実体験からヒシヒシと
ムダなあがきだったと痛感。
過去に痛い目も(内緒)

ただ、振り込め詐欺など
特殊詐欺が「間接的殺人」に
まで発展しているように、
ランチェスター経営の
必要性を訴える私たちも、
まさに「間接的殺人」とも
言えるように(?)、
貸し剥がしや貸し渋りを
金融機関と共に・・・

jakujak












そんな非現実的なことでなく、
出来ることとしては、
利益データをご提示して
業界平均の数値と比較、
自社の立ち位置を知って
いただくことくらいかと。

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ただし、冒頭でご紹介した
「できない人ほど自信過剰」
の続きに、意外なメカニズム
が存在するとも!?


◆能力の低い人は、
 自分の能力の低さを理解できない。

  ↓

◆他人の実力も正しく評価できない。

  ↓

◆自分の力を現実より高く評価する。

  ↓

◆未熟な人ほど自信過剰・・・

  ↓

◆だから成長する。


*ダニエル-クルーガー効果。


ただし&ただし、これは
心理学や人の能力での展開。

これが現実の会社経営では、
「成長」に至るまでに
「正しく評価してない」
競争相手からの圧迫
(ランチェスター的には
 2乗作用など)で、
いとも簡単に・・・

これこそ「間接的殺人」か。

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*380ページで一時休憩中。