いよいよ、再来週の土曜日
(4/27)に開催となりました

◆前半「間違いだらけの
 ランチェスター経営戦略」研究会

  &(どちらもオンライン開催)
◆後半「弱者必勝の経営戦略13カ条」
 竹田先生セミナー





こちらにご参加申込みいただいた
社長様が同時に、いくつかの
「ご質問」もいただきました。
有難うございます。

「ご質問」自体は開催当日に
皆さんと意見交換できればと
その時まで公開いたしませんが、
「いけず」な京都人?)
それに至る「質問の経緯」
この社長様のユーモアと
文才の豊かさを感じ取れます。
同時に「ランチェスター」に
関する何とも言えない
モヤモヤ感も漂っています。

このようなモヤモヤ感は、
他の方々も共感される点が
あるかと思い、その社長様の
許可をいただき(感謝)、
ご参考でご紹介いたします。

*一部は、私(伊佐)
 オリジナルで少し加筆・
 修正させています。
 (すぐに解るはず)

ちなみに、この社長様は
ここまでのモヤモヤ感を
お持ちでも地元No.1です。
相当な勉強量と、日頃の
実践力の賜物かと思います。
(後述ご参考)


ところで、今回の研究会とセミナーに
関連して事前質問があります。


◆質問の経緯

竹花さんのランチェスター第三法則によれば、
結局のところ、第一法則も第二法則も、
「強者が優位であることはゆるぎない」
というのが、ランチェスター法則
本質とのこと(私もそう思います)。


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ですので、
根本的に弱者は第一法則で
強者は第二法則で戦うことが基本ではなく、
弱者は第一法則や第二法則で戦っても勝てないけど
第一法則の方がまだ勝つ可能性が高まるよ
というのが本当のランチェスター法則の
伝えたいことではないでしょうか。

であるならば、
中小企業は武器効率を上げることでしか
現実的に勝てないという
結論になるのではないかと思っています。
特に昨今の人手不足によりますます
中小零細企業は兵力数(社員数)の増加は
困難になっています。


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第一法則は、
ボクシングでいうところの
ダブルノックダウンだと理解しています。

たまにありますよね。
まさに、映画【ロッキー2】において、
シルベスター・スタローンが演じた
ロッキーと、チャンピオンのアポロのよう。


rocky22

















ダブルノックダウンした選手の場合、
武器効率(身長体重パンチ力などの総合力)
× 兵力数1人で戦ったら、
全く同じだったということになります。

【ロッキー2】では別人だったから
最後、シリーズものだからか、
前作で敗れた)主役のロッキーが
立ち上り勝利しましたが、
これが全く同じ選手であれば、
ダブルノックダウンのままで、
双方とも負けるという話ですよね。

ただ、この例えは、
リングという四角い枠の中で、
(ビジネスなら市場?)
手だけで戦うことと同じ階級
(という共通のルール)
という制約の中で成立している訳ですね。

そして、こんな整った環境は
自由競争が原則のビジネスにはない
という現実があります。


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第二法則が理解できません。
同じ武器効率(性能)を持つ飛び道具
(例えば、同じ型式のマシンガン)をもって、
それを取り扱う人の技能が全く同じで戦えば
人数が多いほうが勝つ
(正確に言えば、生き残るから勝ち)
という理屈は解るのですが、
それをビジネス(会社経営)において
どう応用し活用するかが解りません。

戦争における勝利とは、
敵国を滅ぼして自分の領土にする
という解りやすい状態です。

これをビジネスにおける勝利として当てはめると、
競合を倒産させ登記上から抹消し、
あるいは、
買収して子会社にするという状態です。
自社の領土とはお客様が来店する範囲
(=商圏)だと考えています。

しかし、結果は同じでもプロセスが異なります。
戦争は敵の兵力数を降伏するまで減らすか、
0人になるまで減らす行為を行います。

ビジネスでこれをすると犯罪ですのでやりません。
例えば、競合会社の社員の命を奪い
競合の兵力数を減らすなどはできません。
せいぜい合法的にヘッドハンティングして
減らすくらいでしょう。

ではどうするかと言えば、
ライバルからお客様を奪う。
そのために合法的手段
(武器効率)をフル活用する。
こうして、競合から粗利益を払ってくださる
お客様数を0人、もしくは
損益分岐点を下回るレベルにまで減らす。
このようになると思います。

つまり、戦争は敵兵を倒して、
今ある相手国の資源を手に入れることが勝利です。
(自国の領土拡大)

★対して、ビジネスは、
敵兵(社員)云々は関係なく、
利益の源泉たる相手のお客を奪って、
相手の損益分岐点を
100%以上にすることでが勝利です。
(自社の商圏拡大)

この微妙な違いを
どうランチェスターの法則を応用し
ランチェスター経営戦略として
ビジネスに活用するかが解りません。


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ということで、
次のような2つの「質問」です。
(プラス、竹田先生の考えに対し1つ)



【質問1】

(公式にある)
兵力数と武器効率とは
ビジネスに置き換えた場合、
例えば・・・でしょうか?


【質問2】

別途、兵力数を量、
武器効率を質とありますが、
例えば次の場合・・・でしょうか?


【質問3】

竹田先生曰く、
組織」が業績に与える影響は
13%しかないのであれば
・・・でしょうか?



*以上、ご質問の正式な内容
 (・・・の例え話や文章)は、
 開催当日にご期待ください。
 (3つ目は【後半】セミナー
  での質疑になるかも)


お読みいただき「モヤモヤ感」
が伝わったかと思うと同時に、
随所で共感&同感される点も
多かったかもです。

*ただ、私のオリジナルな加筆
 ・修正が逆効果かも(失礼)

part3_01_200[1]










ちなみに、この「質問の経緯」
自体はご質問とは別では
ありましたが、特に★部分に
関してはご参加いただいた
戦略社長塾』の内容も
踏まえて、蛇足ながら
次のようにご返信しました。


(★対して、ビジネスは、
 敵兵(社員)云々は関係なく、
 利益の源泉たる相手のお客を
 奪って、相手の損益分岐点を
 100%以上にすることでが勝利)

このことに対して、
さらにビジネスにおいては
「倒産させてはダメ」とあります。

ランチェスター経営(株)
旧版『戦略☆名人』DVD
テキストの59ページより
強者の戦略概念】の部分で、
(以下、追記もあり)

狙いは弱い会社に2乗作用を与え、
粗利益の補給力を大本から少なくし、
強い競争相手にならないようにする。
しかし倒産させてはダメ。
弱い会社が存在することで
自分の会社が強くなる。
生かさず殺さず。






この点は、ご参加いただいた
以前の『戦略社長塾』
2度ほど説明がありました
お客掘り起こし係」に
該当するのかと。

そんな状況が
ベストなのでしょうが・・・






*この続きは、5月からの
 『戦略社長塾』にて。


このご返信に社長様からは
この部分に関しては、頭が
整理され「スッキリ」できた
のようなご返事ありました。
再び感謝でした。

さすがは、私が作成した
「戦略社長塾」基礎編
ミニ・テストで常に好成績
だっただけあります。
(たぶん「その1」では
 トップ3に入る高得点)

IMG_3746












この社長様と同じように
(内容が同じで無くても)
「ランチェスター」に
関して日頃、モヤモヤ感を
抱いているような方や、
いろいろ経営の勉強をして
きたが、これからもっと
深く「ランチェスター」を
研究して経営に応用する
手がかりを掴もうと
前向きに考える方は、是非
再来週(4/27)に開催

◆前半「間違いだらけの
 ランチェスター経営戦略」研究会

  &(どちらもオンライン開催)
◆後半「弱者必勝の経営戦略13カ条」
 竹田先生セミナー


その【前半】からご参加を!
モヤモヤ感が払拭できます。

20240223-4









また ある程度はスッキリ
して「ランチェスター」を
実践できている方は【後半】
竹田先生セミナーから
ご参加お待ちしております。
どちらも少人数だから
ジックリ質疑が可能です。