昨日のブログでは、
戦略論と経営理論の世界的権威で、
良い戦略、悪い戦略』と、
戦略の要諦』の著者
リチャード・P・ルメルト(81歳)と、
▼プロフィールは後述▼




ランチェスター先生墓参り
世界的権威(世界一の回数、
現・親族より多いかも?)の
竹田先生(85歳)との
共通点などを書きました。
(「似てくる」と表記↑)

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その昨日ご紹介した
大学の学者に対する認識
に続きまして、同じく
(私にとっての)禁断の書
戦略の要諦』からです。
(*は私からの注釈)



【戦略の要諦】

第1部 課題に基づく戦略と
    最重要ポイント

第2章 課題を解きほぐす



◆ひらめきのメカニズム


 創造的な戦略が生み出される
 方法は、おそらく知性の
 境界のような領域で何かが
 一瞬ひらめくのだろう・・・


 ・・・認知神経科学では、
 ひらめきに関わる脳の活動の
 一部が解明されている。

 特に興味深い発見は、
 ひらめきが起きる直前
 (1秒間)に右後頭葉視覚野で
 起こる活動だ。

 アルファ波という電気信号が
 出て、外部の感覚を一時的に
 遮断するという。

 視覚野へのこの刺激は、
 「ひらめき」という言葉が
 まさにピッタリである・・・


 ・・・アイデアを生み出す方法に
 関する研究はたくさんあり、
 ブレインストーミング、瞑想、
 見える化、他人の視点に立つ、
 仮定の質問、想像上のメンターなど
 様々なやり方が提案されてきた。
 中には入眠時が最適だなど
 というものもある。

 だが思うに一番まっとうなのは、
 ジョン・デューイの言葉だ。
 彼はアイデアを生む
 最も信頼できる方法は
 「難しいと感じるところ」を
 「とことん考える」こと
 だと述べた・・・


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 ・・・そんな「ひらめき」に
 役立つ6つの方法を挙げておく。

*以下は要約のみ掲載します。
 詳しくは後述の解りやすい
 ★【事例】をご参照ください。


1.粘りぬく。

 戦略的な課題に取り組む時には、
 最初の簡単な答えに満足せず、
 視野を広げて粘り強く他の
 答えを探すことで、よりよい
 解決に近づく可能性は
 グっと高まる。


2.類推する。

 類例、前例、模範や教訓を
 探し、それらから類推すること。
 役に立つ類例は、他の産業、
 他の国、他の時代に
 見つかることが多い。


3.視点を変える。

 問題のある1点にズームインし
 深く掘り下げて分析すると、
 その部分が一層明確になり、
 扱いやすくなる。
 逆にズームアウトして
 全体を広角で捉えると、
 別の面が見えてくる。


4.暗黙の前提を言語化する。

 問題の見え方が
 違ってくることがある。


5.常に「なぜ」と問う。

 暗黙の前提や慣例や伝統に
 「なぜ」と問うことで、既存の
 枠組みを壊せることがある。


6.無意識の制約に気付く。

 これまで疑ってもみなかった
 信念や価値観を捨てること。


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*ちなみに著者のプロフィール
 【リチャード・P・ルメルト】
 戦略論と経営理論の世界的権威。
 エコノミスト誌は「マネジメント
 ・コンセプトと企業プラクティスに
 対して最も影響力ある25人」の
 1人に著者を選んだ。
 マッキンゼー・クォータリー誌は
 「戦略の戦略家」「戦略の大家」と命名。
 研究者としてのキャリアを通じて、
 つねに戦略の最先端を切り拓き、
 戦略の系統的研究を推し進め、
 コアスキルに注力する企業こそが
 最善の結果を残すという考え方を提示し、
 卓越したパフォーマンスを出す企業は
 業界に左右されるのではなく
 個々の企業の能力によることを説明。
 リソース・ベースト・ビューの提唱者の
 1人であり、市場支配力をベースとして
 きたそれまでの戦略論を転換させた。
 ハーバード・ビジネススクールにて
 博士号取得【あら?】以下略。
 (念のため、Wikipediaより
  1942年11月10日・81歳)


あくまで著者は最初「戦略」を
考える上での「ひらめき」に
関して言及してましたが、
途中からアイデアを出す方法
全般に話しが広がってます。

「ひらめき」に役立つ6つの
方法の各説明(事例)は
「戦略」に関する内容中心ですが、
直前に哲学者で教育思想で
有名なジョン・デューイの
言葉を取り上げている点から、
「戦略」に限らずとも
一般的に通用するような
アイデアを出す方法を述べて
いると捉えていいかもです。

そうすると・・・
(不意なショットです↓)

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先の「ひらめき」に役立つ
6つの方法の【4】くらいを
除いて著者より、もう少し
お年を召された方(85歳)が
実践された上、CD教材に
されていたような気が?
筑後弁ではないですが)

▼下記は過去ブログより引用▼


ランチェスター経営
 竹田先生と学ぶ
 「誰も考えつかないような
  アイデアの出し方」

 (解りやすい事例です)


【1】「利益性の原則」について、
 研究を初めて12年以上かかった。


【2】「経営分析の用途」、
 その社長用と従業員の教育用に
 ついて、経営の研究を始めて
 25年かかった。

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【3】「仕事に対する人の配分比率
 会社内で販売と内勤の比率に
 ついて、組織戦略の研究を
 始めて20年くらいした頃、
 公園で鳥の羽を拾った時に
 気付いた(?)

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【4】財務戦略
 「自己資本均衡の計算式
 を6カ月ほど研究して、
 最後は「夢」に頼り、
 10日して本当に夢に
 出てきて解決(!?)を。
 どのように寝たらいいか?
 の具体的な説明もあります。

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*以上は、最新教材CDの
 『ランチェスター法則
  完全理解の条件』。
  定価9,900円(税込)
  CD1巻75分。

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 この最終章の最後
 「知恵や創造性能力を高める」
 より、竹田先生ご自身の事例
 ザックリ要約してご紹介。


何と!?(先の)著者が
「ひらめき」に役立つ6つの
方法に敢えて含めていない
「入眠時が最適」に似た
【夢の利用】まで
竹田先生は実践されてます

ランチェスター先生の墓参りで
世界的権威な竹田先生の勝ち!?

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ランチェスター経営(株)から
ランチェスター法則、
 完全理解の条件』CD教材が
発売されて以降、私がブログで
何度となく↑上記★に近いことを
ご紹介しています(未だに)。

しかし、その内容を読まれても、


「・・・伊佐さん、
 それは竹田先生だから
 出来ることであって、
 私たち凡人は
 そんな長い期間も
 考え抜くことできません」


〜のような声をしばしば
耳にしています(未だに)。

そんな諦めがちな人は、
『戦略の要諦』の説明から
判断するに、根本的に
「戦略を考え抜く」ことが
出来ないのかも知れません。
そうなれば「社長に向かない」
とも言えなくありません。
失礼「戦術社長」で終わる人
だと言えなくありません。
5年でマンネリ?




そうではなく、たとえ凡人で
あっても、今回の「ひらめき」に
役立つ方法を学べば、根本的な
向き/不向きを克服できて、
大丈夫なのでは・・・

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しかも、敢えて↑こんな分厚い本
を読まなくても(失礼)、
ご紹介のCD教材を私から買い
それを聞いて自主勉強した上で、
当の竹田先生と一緒に学べば
イイだけです▼下記ご案内▼

◆ランチェスター経営・竹田先生と学ぶ
 「ランチェスター・完全理解」
 オンライン座談会(ZOOM)

 開催日時 2月23日(金曜・祝日
 15:00〜17:30頃

▼詳しくは案内サイトを▼




*少人数だから竹田先生に
 ジックリ質疑が可能です。