今月に入って「国産」が
つまずいたニュースを
続々と目にしました。

1つは【国産ジェット


◆逃した釣果、あまりに大きく 
 国産ジェット旅客機開発中止の波紋






当初の構想段階は華々しかった
が、その後は尻つぼみ感あり。

飛行機好き竹田先生も、
セミナーなどで話題にされて
いた時期もありましたが、
(その影響でブログにアップ
たぶん重大な欠点を見抜いた
のか、以降は全く触れずに。

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もう1つが【国産ロケット


◆国産ロケットH3の
 打ち上げは「失敗」である






見聞きするニュースでは
「中止」でしたが、詳しい人
が見れば「失敗」なのかと。

これらの点にうとい私でも、
2つの「国産」に何か
共通点でもあるのかと
不思議に思います。

単なる(日本)技術力の低下?
熱しやすく冷めやすい性格?
緊張感の無さ?

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ところで、11日(祝・土)
に振替開催しました
特別・竹田先生セミナー
「ランチェスター戦略の活かし方」


最後に竹田先生が締めに
近いような言葉で話す、


「・・・学歴の良い
 日本の経営学者や
 経営コンサルタントは、
 アメリカから入ってきた
 経営学ばかり説明している。
 アメリカからの輸入業者
 卸売業者にすぎない。




*この動画と↑同じくらい辛口で。
 
 その点、ランチェスター
 法則自体は(イギリスの)
 ランチェスター先生
 考え出されたが、経営に
 応用されたのは日本人が
 日本においてだった。
 (いや、本日人?
 それを強者の戦略、
 弱者の戦略と区別し・・・

 だからか、アメリカでは
 『無かったこと』になってる。

 アメリカに無かったから、
 (先の)日本の経営学者や
 経営コンサルタントは
 (逆)輸入できなかったので、
 同じく『無かったこと』
 になっており、頑なに
 ランチェスターを使わない。

 だから良かった・・・
 (何と!?)

 ・・・ホームレスに
 ならずに済んだ」


最後に「何と!?」と追記して
ますが、この「・・・」部分は、
10年ほど前に発売された
ドラッカーとランチェスター
教材CDの予約販売を
受付けるメルマガで記した
内容に近い話しでした。

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後日、引用したブログから、


◆天才が凡人のために
 空けておいてくれたスペース



・・・5つ目は、強者の戦略と
弱者の戦略について、全く説明
してないことがあげられます。

どんな業界にも多数の競争相手がいて、
お互いにお客を取り合っているのです
から、実際に経営をすすめると
必ず競争が発生します。
会社と会社が競争をすれば、
当然競争条件が有利な方と
不利な方に分かれます。
競争条件が不利な会社が
業績を良くするには、
不利な会社が実行すべき
良い方法が必要になります。
これがランチェスター法則の
研究から導き出された
「弱者の戦略」になるのです。

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ドラッカー先生は、1964年に日本でも
出版された『創造する経営者』の
7章の初めのところで、
業績を良くするには他社と違った
経営の「差別化」が必要になる
と説明しています。
「差別化」は競争条件が不利な会社が
実行する専用の戦略対策です。 

ところがドラッカー先生は、
経営戦略には強者の戦略と
弱者の戦略の2種類があることに
ついては全く触れられていません。
これでは間違って経営をする
社長が出てきます。




もしドラッカー先生が
ランチェスター法則の原書を手に入れ、
これを研究していたら、確実に
2種類の戦略について説明したはずです。
 
もちろん、こうなると私の出番が
無くなるので、これはドラッカー先生が
凡人のためにわざと空けておいてくれた
のだと思っています。



     ★全文はコチラをご参照。


よくよく考え直すと、
ランチェスター経営戦略が
完全な純国産であった場合、
名称が「ランチェスター」で
なく、某「T・・・A」とかの
(もちろん「竹田」ではない)
固有名詞付の経営理論に。
この場合、そこまで世に
広まらなかったような。

そんな固有名詞の理論なら
学歴の良い日本の経営学者や
経営コンサルタントは、
よけい使わないでしょう。
学閥とかありそうですし。

逆に、経営者を含め一般人に
とって「ランチェスター」と
の名称だから、他の多くの
(輸入された)経営理論と
遜色なく使うことに。
たぶん今がそうだろうと。

その証拠に、純粋な国産の
(でも無いとは思いますが)
(特に)「弱者の戦略」は、
かなり嫌っている日本人
多いように思います。

しかも、口で「自分は弱者だ」
と言いつつも、ついつい
狂者の戦略」を取ってる
人が多くいることなど、
「弱者の戦略」を好んで
使っていない、いや
考えていないからかと。

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ともかく、大々的に国産の
「ランチェスター経営戦略」

と謳わない方が、今はイイ
のかもしれません。

個別にセミナーなど
話すくらいで留めましょう。




今週2月23日(祝・木曜)
特別・竹田先生セミナー
ヒッソリとですが、ご期待を。