先月お知り合いの方から、
リクルートを創業した
江副浩正氏に関しての本
(今年初に出版)

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起業の天才! 江副浩正 
 8兆円企業リクルートをつくった男』
 大西康之・著(東洋経済新報社

その中から、赤ペンで
チェックした写真が届きました。


◆俺たちは絶対負けない
 「ランチェスターの二次法則」

入社2年目の水口通夫は
「情報誌にナンバー2はない」
という江副の言葉で熱くなり・・・

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「・・・ランチェスター
 イギリスの自動車エンジニアで
 『集中の法則』というレポートを
 書いた人が唱えた法則です。
 もともとは第1次世界大戦の
 軍事法則を解析した理論でしたが、
 ドイツのフォルクスワーゲン
 経営に応用して大成功しました。
 『弱い会社が大企業に勝つには、
  まず限定した市場で40%の
  シェアを取ることだ』
 と言ってます」

相手は目を丸くして尋ねた。

「君、大学はどこ?」

「一応、東大です」

「へえ、東大を出て
 広告取りをしてるのか」

これぞ江副の真骨頂である・・・


リクルート創業者・江副浩正氏と、
ランチェスターとの関係は、
2年ほど前に書いたブログ
ご紹介しました。

*その途中の東大新聞オンライン
 記事以下の一部分を引用。



リクルートが生まれた場所、
東京大学新聞
リクルート創業者
江副浩正氏の「唯一の上司」

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(東京大学新聞OB
 天野勝文氏インタビュー
 途中から)

◆天野さんと江副さんの
  出会いを教えていただけますか?

江副君の自伝
かもめが翔んだ日
に東大新聞との出会い
が描かれています。
江副君が東大に入学
したのが1955年でした。
翌1956年、彼が大学2年生
の6月に東大学生新聞に
初めて顔を出しました。
面談したのは私ではなく、
2年先輩で当時、
マネージャー役をやっていた
斧田大公望さんでした。
斧田さんの勧めで
江副君は広告取りの
仕事を始めました。

その翌年、
学生サークルとしての
「東京大学学生新聞会」
は経営破綻し、
週刊朝日』編集長
扇谷正造さん
OBの協力を受け、
「財団法人
 ・東京大学新聞社」
として再建する
ことになります。
この移行期に私は
大学4年生、そして
卒業後の2年間は
専従職員として
斧田さんの役回りを
引き継ぎました・・・

天野勝文(あまの・かつふみ)氏
  東京大学新聞OB、元理事
  日本のジャーナリスト、
  メディア評論家。
  元筑波大学教授、
  元日本大学教授。


な・な・何と!?
驚愕の事実かも。

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記事のタイトル通り、
リクルートが生まれた
場所を「東京大学新聞」
とするなら、そこで
江副氏に広告取りの
仕事を勧めたのは
斧田先生となります。
生みだしたモノは
市場占有率だけでは
無かったんですね。

*引用、ここまで。




江副氏が斧田大公望先生に
見出されことで、その後々
8兆企業まで成長した
リクルートが生まれたかと。
(少し言い過ぎかも)

その感謝の意もあって、
冒頭でご紹介したように、
広告営業の現場でも巧みに
ランチェスター法則を、
しかも市場占有率(シェア)
を活かしていたのかも!?

この真相は是非、本を買って
確かめてみてください。
加えて、江副浩正氏の自伝
かもめが翔んだ日』も。

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ご注意:どちらも分厚い本です。
(比べて読むと面白味が大!)




*もっとも、東大の学生であれば、
 ランチェスター戦略(法則)を
 知ってて当然なのは、先月の
 野球部の記事からも判明。