本日は折角だから、
オリンピックのネタです。
(純粋には異なるかも)

missima














日本政府がボイコットして
不参加をしたモスクワ五輪
その1980年、ちょうど
私は中学生(たぶん)。

当時、保健体育の授業で、
元サッカー選手だった
体育の先生から言われた
のが今回のタイトルです。


*モスクワ五輪をボイコット
 することとなり、マラソンで
 日本選手のメダルが有望視
 されてたのに〜とかの
 脱線話の延長から。


「・・・ところで、
 陸上の短距離種目に
 日本人選手が出場する
 意味は無いだろう」


中学生から陸上部に入った
私は、かなりムっ!?と
なって聞いていました。
(?な気持ちもあり)


「(サッカー)選手時代に
 俺も海外遠征とか行ったが
 外国人とは体のつくりが
 根本的に違うぞ。
 こっち(日本)で大きい
 体でも、あっち(海外)じゃ
 普通以下。そんな奴らと
 単純に『走る』だけで
 勝負したところでは
 勝てる訳がない」


ごもっともです。
納得するしかありません。

だから私も単純に「走る」で
勝負できないから跳躍を
選ぶしかなかった、いや
逃げるしかなかったです。
中学は走高跳・高校は棒高跳↓)

棒高跳









それが社会人になって直後、
この「意味の無さ」に対し
挑戦した結果の如く、まず
1992年バルセロナ五輪
短距離400m走
高野進選手が決勝進出を。




*同じく、4×100mリレー
 も入賞してたんですね(驚)

runjap
















そんな入賞だけでなく、
2008年北京五輪
4×100mリレーで
メダル獲得との快挙!
銀メダルに繰り上げ

トラック種目でのメダル獲得
80年ぶり2度目だったと。
「意味がある」ことを
証明したとも言えます。




続く2012年の
ロンドン五輪は同じ
4×100mリレーで4位
とメダルは逃しましたが、
(それでも快挙かと)
前回、2016年の
リオデジャネイロ五輪
では同じリレーで銀メダル。

これで意味だけでなく
「意義もある」と言えるかと。

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「徒然なか話」ブログから引用↑

日本陸上リレーメンバーが
採用する「アンダーハンドパス」
に関して、モスクワ世界陸上
前にブログで触れました。

その時にもご紹介した
為末大選手による言葉を。


世界で勝つための(弱者の)戦略

スポーツの「戦略の本質」は、
指導者に共通していたのが
「私たち日本人は劣っている」
現実からスタートしており、
負けている足りない自分を認めた
上で、そんな自分でも、どう戦い
勝っていこうかと模索している、
そんなところから見出していける。

tamdai

















(海外の選手のように)
勝てている側、優れている側は
そこまで特別なことをしなくても
勝ててしまう。

(それに対して日本人選手)
劣っている側、負けている側が、
練って練って練り切って
出来上がった戦略の方が
洗練され尽くされている。


1カ月ほど前にも触れました
多田選手を含む競った面々が、
今日からの東京オリンピック
4×100mリレーで必ず
メダル獲得することでしょう。




そして、そのリレーだけでなく
全てに「意味のある」五輪を
望む限りです。

*ちなみに4×100mリレー決勝は、
 【8月7日(土曜)開催の
 あなたも戦略名人になれる
  勉強会&竹田先生セミナー前日。
 開催当日の私は目が真っ赤かも。
 ご注意ください。
 (開会式から既に涙目)