先週くらいの日経新聞
夕刊『あすへの話題』に、
気になる記事を発見。
(その一部を要約引用)


◆競争社会  2021.6.17

公正取引委員会委員長 杉本和行氏


小学校の運動会の徒競走で、
順位をつけないために
全員が手をつないで一緒に
ゴールするということが
行われていたなどと、
話題になったことがあった。

こうした教育現場を経験した
子供たちがどうなったかの
報告で、いわば競争を否定
する教育を受けた人たちは、
利他性が低く、協力に否定的で、
互恵的ではなく、やられたら
やり返すという考えを持つ
傾向が強いという・・・

*この続きに、杉本氏ご自身の
 考え方などが語られてました。




(顔写真を示すため↑リンク、
 別記事・文春オンラインより


*全文を知りたい方は、
 このリンク先をご覧ください
 (日経・有料)


この元データは無いものか
と、いろいろ検索すると、
以前、NHK・Eテレの
オイコノミア』との番組に、
又吉直樹と一緒に出演されて
いた経済学者の大竹文雄
大阪大学教授による著書、
その【帯】に出くわしました。
(顔を示すため↓以前の著書)

ottake












何らかの意図が隠れた
(いや、素直に表されてるか)
帯のイラストでしたが↓
その著書も手に入れチェック。

todayboo
















競争社会の歩き方
 自分の「強み」を見つけるには
 大竹文雄・著(中公新書

その中身ですが、いろんな
大学教授による論文を無造作に
羅列している記述が多くで、
どこに「元データ」らしき
文章があるか・・・と思って
いると、【帯】のイラストと
同じ挿絵のある部分で発見。
ザックリと引用。


◆反競争的教育の効果は

IMG_5591

















・・・反競争主義的で
協力する心をもたらそうと
考えた教育が、能力が同じと
いう思想になって子供たちに
伝わると、能力が同じなら
助け合う必要もない、
所得再配分も必要がない、
ということになってしまった
のではないだろうか・・・


その他でも興味深い項目が
多々あるので、空いた時間で
読み進めていきましょう。




ともかく、昨夜の日本選手権
男子100m走で、いつも
「引き立て役」の2位か
4位だった多田修平選手
優勝した感動シーンなど
正しい競争(この場合、競走も)
が行われた結果であります。

また、多田選手を含む競った
面々が、東京オリンピックの
4×100mリレーで必ず
メダル獲得する(だろう!)
点は、正しく教育された効果
でもあるはずです(?)




最後の「締め」はベタな話題
となりましたが(失礼)、
このような正しい競争を行う
ための【戦略】の大切さを、
また、競争しないことを選択
する【戦略】の捉え方を、
今夏の勉強会でテーマ
考えております。