少し前「シンデレラ商品」に
(または「シンデレラ製品」)
ついてご質問いただきました。

5年超前に書いたブログ
割と長めに詳しく説明済で、
その内容をパラパラと
読み返すよう解説しました。




ランチェスター経営(株)
『独立起業の成功戦略』DVD
商品戦略」商品の決め方で
説明されています。

また、竹田先生の著書
独立を考えたら読む本
でも同様に説明があります

それらを合わせると、
(引用の合作)


◆シンデレラ商品(ドラッカー)

 広告をしたり、営業はしていない
 のに、少数ではあるが、一定の量は
 売れているという商品がある。
 市場規模が小さいが確かにある。

 そのように、磨けば光るような商品を
 ドラッカー先生が「シンデレラ商品」
 と命名した。

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 どういう訳か、
 社長や古参社員が
 その商品を嫌っていて、
 全く力を入れよとせず
 放置しているという。

 業歴が古く、
 「ウチの会社は何々屋」だと、
 創業当初の古い習慣に
 凝り固まっている人が
 多い業界には、このような
 商品が必ずいくつかある。

 今、勤めている会社で、
 こういう商品があったなら、
 利用者の調査をしてみる。

 社内で事情を説明して独立する。
 営業に力を入れ、商品の種類を
 増やすと売れる可能性が高くなる。
 
 可能性が高い商品は、
 意外に身近にあることが多い。 

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 しかし、どの商品がそうかは、
 日頃から本気で仕事に
 打ち込んで実力を高めて
 おかなければ
 発見することが出来ない。


ですから以前も触れましたが、
独立起業の際における
弱者型の商品戦略的な考え方
だと、何となく捉えてしまいそう
ですが、そうではありません。

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現に、当のドラッカー先生は
著書『創造する経営者』で、
売上高14,500万ドルの
ある実在する中規模メーカー
「ユニバーサル・プロダクツ社
 (仮称)」の製品を分析した
結果から導いています。


◆製品名 D

 明日の主力製品。

 だが、シンデレラが年を
 とるまでに、魅力ある王子に
 巡り会えるか?
 ことによると、
 睡眠製品とさえ言える。

 力を入れていない。


また、これも以前に触れました
が、この「シンデレラ商品」の
身近な事例があるでしょうか。

いろいろ考え巡らしましたが、
改めて『創造する経営者』の
この分析を見直したら、全く
思い浮かばなくなりました。

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唯一?


「私の講演業もシンデレラよ。
 東京商工リサーチに勤務してた
 35歳くらいから講演を始めた。
 

 同時期にランチェスター法則
 とも出会って、独立する時は
 企業調査は全くせずに、
 講演をメインとしていった」


〜と、竹田先生自身が
『独立起業の成功戦略』DVD
が完成した当時に説明してます。
ご本人だから間違いなし?

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この点は、今回の新教材
『竹田陽一の営業昔話』CD
で詳しく説明されてます。

当初は販売促進の武器にしか
過ぎなかった「講演」を
メインにした経緯など。
独立起業云々に関わらず、
「シンデレラ商品」の
参考にも大いに値します。

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そこで、ふっ!と思ったのが、
もしかするとドラッカー先生が
新聞記者から同様、巡り巡って
経営コンサルタントになった
のも「シンデレラ商品」か?

そう思ったのもつかの間、
ドラッカー先生ご自身は
あくまで自称「社会生態学者」
ですから違うんでしょう。
また、基本は「文筆家」
でしたから、経済学者や
コンサルは「ツンデレ商品」
(嫌だけど受けていた仕事?
 私が勝手に命名しました)
だったとも言えるかも。

*(後の方に↑写真で示した)
 古い『創造する経営者』
 その著書紹介の写真より↓

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どうなんでしょう?
(誰かに似た顔?)