※これは創業40年になる
来年に作る予定でしたが、
コロナの関係で暇になった
ので1年早く作りました。
(一部、漢字に変更)
当初は、このような自虐的な
注記付きの案内に、その存在も
封印して「無かったこと」に
努めてましたが、今はもう誰も
噂にしない(?)新教材
『竹田陽一の営業昔話』CD
そのテキストを読む限り
「40周年」云々の記述は
どこにもありません。
また、まだ試聴版CDも
私に回ってきてませんので、
聞いていませんが、出荷前の
CD本体をチラっと見た限り
「40周年」云々の刻印など
記述もありませんでした。
竹田先生が創業されて
40周年だから、その記念で
作ったCDではありません。
そんなヤワな内容でも無く、
案内にも書かれている
ように、あくまで、
(ただ、その記述が短い)
・・・(これら)私が体験
した中で大事なところは、
ランチェスター戦略と
経営の原則で処理して、
中小企業の社長の経営に
役立つよう・・・
(案内ではランチェスター法則
と、販売力強化に応用↓)
*案内だと短く解りづらいので、
テキストより引用しました。
そのような教材なのです。
ご安心願います。
また、お解りだと思いますが、
このタイトル(副題)は、
CDの中でも紹介される
フランク・ベトガーさん著
『私はどうして販売外交に成功
したか』(ダイヤモンド社)
をリスペクトしての表記。
決してパクリではありません。
こんな解り切ったことを
改まって述べるのも、
下記を再確認するためです。
これは↓以前にもご紹介した
旧版「顧客戦略」CDから
一部を手直しして引用。
◆創立記念行事の目的は「初心忘れず」にある
創立何周年記念の行事は、
あちこちの会社で行なわれています。
販売先や仕入先、それに銀行などの
関係者を招待し、行事の主役は社長です。
ところが、中には「社長の自慢話」を
するために、販売先の社長を
集めたのではないかと思えることが、
しばしばあります。
ひどい場合は「社長の営業自慢話」
とのタイトルで教材化して、
販売しお金集めをしようと
企むことも・・・
また、従業員の永年勤続表彰も
行なわれます。
そこで改めて考えてみなければ
ならないのが、創立記念日を
開く目的です。
創立記念日の式典は、
その会社の販売先や仕入先などの
関係者が集まって、社長の功績や
従業員の努力を称えるために
開かれるのか、それとも創業以来
お世話になった販売先や仕入先などの
関係者に対して感謝の意を表すために
開かれるのか、ということです。
もう少しはっきり言うならば、
創立記念の式典を開く会社の社長が
主役なのか、それともお客が
主役なのかということです。
この違いによって、行事の
運営はガラッと変わってきます。
ある家具販売店の
創業30周年パーティに
呼ばれたときのことです。
この社長は、自分のことについて
何一つ話さず、独立してから
販売した婚礼家具の1番目から
5番目までの夫婦を見つけ出して
招待し壇上に上がってもらいました。
そして1組ごとの夫婦に心から
感謝を述べ、花束を渡しました。
参加した200名の人々は、
皆一様に心を打たれた様子でした。
販売先の社長や仕入先の社長を
招待したときは、その人々が
主役であるべきでしょう。
会社の発展に努力してくれた
従業員を称えるのも大事ですが、
これはあくまで内部のことです
から、内部だけで行なうべきです。
つまり、創立記念の行事は、
社外用と社内用と2回行なう
べきなのです。
社内用のときは、社長が主役で
あってもかまいませんが、
この2つを混同したのでは、
おかしな結果になります。
経営を良くするということは、
権利と義務のバランスを
取ることでもあります。
社長になると、誰も本当のことを
言ってくれなくなりますから、
油断するとすぐ自己中心になり、
独善的な考えを持つ危険性が
大きくなります。
独善的な経営とは、権利のみ
を主張し、義務を忘れた
ことを言います。
悪い意味でのワンマン経営です。
これに歯止めをかけてくれる
のが「原点の心」、あるいは
「初心の心」に立ち返ることです。
社長が独立したときに注文を
出してくれたお客や、その後の
発展に協力してくれたお客や
仕入先に対して、心から感謝の
意を表わすということが、
初心や原点の心になりますので、
こういう狙いで創立記念の行事を
実行すれば、価値あるものに
なるはずです。
これもさることながら、
お客に来てもらうのではなく、
自分の方から一社一社お礼を
言って回れば、もっと効果が
上がるでしょう。
*一部、大幅な加筆もあり。
最後の「もっと効果を上げる」
よう、1社1社お礼を伝えるため
教材化したと切替される
恐れもありますが(失礼)
創業記念行事だけでなく
出版記念イベントなどでも
「初心忘れず」で対応される
こんな立派な方も身近に
いらっしゃいます↓
(まだ30代)
「記念行事で金儲け」は
お客無視の論外です。
心得ておきましょう。
(来年が少し心配ですが)
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