先日届いた中小企業向けの冊子
に【経営戦略を磨け!!】との
タイトルで書かれた記事が
ありました(ビックリマークの
2つ付は、原文通りです)。

その冊子、今までジックリ中身
を読むなど無かったのですが、
(失礼)そのタイトルだったから
か、ついつい注目しました。

kensan3
















国の統計データを活用して、
経営戦略の整理の仕方を説明
しているとの紹介でした。

自社の業績と、自社を含む
各業界の動向をチェックした
上で取り組みを考えるような
内容なのですが、そこに
ライバル会社との関係性は
(競観)ありませんでした。
まさに『戦略社長塾1回目
で説明されているように、
主観的な「売上主義」の経営
の第1歩となりかねません。
(顧客観はあるのですが)

また、コレだと自社の業績が
上向きか・下向きかくらいの
違いだけで、その業界内で
ほとんどの会社が同じような
戦略に陥りそうです。

zentaiz









その筆者は、経済産業省に勤め、
統計データに詳しい方のようで、
その経産省ホームページに、
「統計利活用事例集」でも
動画付で似たような内容について
詳しく説明されてました。


「皆さんの服装(経営戦略)は、
 今の天候(経営環境)に適した
 モノになっていますか?」


〜との微妙な問いかけがある中、
先の冊子に書かれたように
説明していくのですが、その際
「経営戦略」との言葉でなく、
「経営課題」と話してました。

誰が?どこで?どのように?
手が加わって冊子の文章に
変わってしまったか不明ですが、
こんなことで冊子を手にされる
約5万人弱の経営者を惑わす
のは・・・ご注意ください。

*(先述の通り)私も滅多に
 目に留めない冊子なので、
 誰も気づかないかも?




なお、今回のような考え方なら、
昨日のブログのような状況だと、


「ブームに乗っちゃえ!」


〜となりそうですが・・・
大いにご注意ください。