年明け、知り合いの30代
起業家とお会いした際に、


「伊佐さんと同じで
 年末年始に里帰りせず
 初詣も控えようと家で
 大人しく過ごしていた。

 ただ、昨年に生まれた
 子供が夜泣きするので
 突然、起こされたりで、
 予定外で開いた時間ができ、
 何かいろいろんなことを
 考え込むことがあった。

 その子が生まれたからか、
 『今、自分が死んだら
  この2人(妻子)は
  どうなるのか?』
 〜とか妙に考え出すと
 不安になって、しっかり
 神さまにお詣りせねばっと
 思い立って結局、日を
 ずらし初詣も何社か行った」
 (滞在時間は短く)


そんな行く先々の神社では、
思った以上に人が多かった
とか報告を受けた反面、
私自身、昨年末の早々に
幸先詣(さいさきもうで)
を済ませた話しをすると、


「・・・そんな、
 マスコミに流される
 ノー天気な伊佐さんでも
 命について考えること
 って、あるんですか?」




*人込みを避けるための
 幸先詣なんですけど。
 (大いなる勘違い)  


〜と少し弱気な質問まで。

その起業家はコロナ禍の昨夏、


「今じゃないと、
 こんな決断はしなった。
 リスクよりも
 チャンスに賭けた」





〜とまで日頃は熱意溢れて
私以上にノー天気(失礼)。

それなのに、想定外で何も
しない時間を与えられると、
今まで考えてもいないこと
まで考え出すようでした。

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そんなことと同様なことが、
昨日の日経新聞・夕刊の
「くらしナビ・生活」欄に
書かれてました。


◆コロナの不安、死生観に変化

 墓参り増「祈り」を再認識


 コロナの感染者数が多い
 首都圏を中心に墓参りが
 増えている。
 寺離れや葬儀の簡素化の
 流れの中で起きている
 「揺り戻し」の動き。
 コロナがもたらす不安が
 死生観を変えている・・・ 


しかも、ちょうどその記事の
対極(反対面)の社会面には、


◆自殺者11年ぶり増加

 昨年2万919人
 コロナ拡大影響か・・・


この辺りを実際はどうなのか?

ネット検索で情報収集しよう
にも、テーマがテーマだけに
マイナスなことばかり目につき、
(決してその気が無くても、
 そう考えさせる内容ばかり)
しかも、その後で盛んに広告に
貼りついてくるので、検索を
控えさせていただきます。

その代わり、先ほどの記事
「コロナの不安、死生観に変化」
から、記者による総論的な
コメントを要約し引用します。


◆死者は減少、継続握る「思い」

厚生労働省の統計では、
昨年1月から10月の日本
の死亡数は、前年同期より
1万4千人減った。
コロナ対策で他の感染症が
激減した影響とみられる。
死者が減る中で
死への思いが深まっている。

全日本仏教会戸松義晴さん
「我々はこれまで檀家でない
 人たちに何もしてこなかった。
 死者を思う弔いの仕事に
 意味があると、みなさんに
 思ってもらえないと、
 寺が残れない」と覚悟する。

*記事は異なるが↓この方。




一方、(葬儀レビ運営する)
(株)よりそう
CMOの秋山芳生さん
「檀家ではない人も大半が
 お寺に弔いの役割を期待
 している。我々はその接点。
 『メメント・モリ
  (死を思え)という
 言葉があるが今、死への
 意識が強まる中で接点の
 機能を果たしたい」と語る。

*こんな↓マンガまであるとは。

mememem

















死者減少を脅かすのが自殺だ。
感染対策と経済対策は
トレードオフに見られがちだが、
感染を抑えながら経済不安も
解消する知恵はある。
メメント・モリは、死者減少
を継続させる力になりうる。


蛇足ながら「会社の死」である
倒産に関しては、旧版DVD
戦略☆名人』で説明される
原因を、改訂版まで作成
して列挙しました。

7b2eb366-s[1]












必要あれば再確認ください。
旧版とも比較を