昨年末に開催しました
竹田先生セミナー」。

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先日のブログで書いた通り、
竹田先生ドラッカー先生
に言及されました。


簿記会計に弱く
&営業職の経験が無い
大物経営コンサルタントに・・・
(オリジナリティは豊富)




*今さら「これって、
 ドラッカー先生のこと?」
 とは言わないでください。


続けて、ドラッカー先生の、
枕にしかならない(でも固い)
膨著(?)『マネジメント』から
後継者がドキっとする話しを。


「・・・その分厚い本では、
 300人以下の会社は
 企業と言えない、
 と書いてあります。

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 その理由は、
 後継者を育てる余裕がない。

 先代社長が引退すると
 その後を引き継ぐほどの
 能力のある人がいない
 ので、会社が続かない。

 2代目のボンクラ息子は
 名前を引き継ぐだけ継げるが、
 15年〜20年ほどすると
 会社はダメになってしまう
 場合がほとんど。

 まともに経営できる
 人間を育てるには
 300人を越さないと
 ムリで・・・」


最初は笑って聞いていた方々も
途中から引きつったような
面持ちで聞き入ってました。


「・・・上場企業では
 後を継いだ上、さらに
 良い経営をしている
 のが実態です。

 中には、ボンクラの
 ような後継者もいるが、
 中小企業と比べると
 遥かに事業の持続力がある。

 それが出来るのは、
 経営管理者がいるからだ。
 (マネジメントチーム)」


こう話す竹田先生は、


「確かにそうです・・・」

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「確かにそうです・・・」

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〜と、途中で何度も同意する
(同意させる)ような言葉を
挟んで進めていき、


「・・・では、中小企業は
 どうすれば良いのか?

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 それに代わるモノが
 必要となる訳でしょう??」


なるほど・・・だから、
中小企業(の社長)にとって、
ランチェスター経営が必要
となるのでしょう。

この辺りの内容は、
ランチェスター経営(株)
の『二代目の経営戦略
教材CDで説明されてます。

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しかし・・・!?

そんな竹田先生の話しに、
単に納得するだけだと
ある意味では信者(?)
注意せねばいけません。
信者にならないためにも
思索が必要です。


「ドラッカー先生は
 本当に、そんなことを
 書いていたのだろうか?」


『マネジメント』は、先述の
通り回りくどくて抽象的な
説明が多い「膨著」なので、
その項目を見つけましたが、
同意するような内容を探せず。
(本を持つ腕も痛くなる)

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ただ、それより前に出版
された『現代の経営』からは、


・・・小企業は、
個人経営の会社と違い、
経営者と労働者の中間に
一定の経営階層を必要・・・

・・・経営階層が無い限り、
それはやはり個人経営であって、
小企業と呼ぶことはできない。


中小企業にとっての大きな
問題は、規模が小さすぎる
ために優れた経営管理者を
持つことが出来ず・・・

・・・十分な能力を持った
経営者を育成することにも
困難がある。


*2代目ボンクラ社長の
 似たような話もあるが、
 あまりに抽象的すぎ。


〜と、ほぼ同義の内容を
読み取ることが出来ました。

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やはり「コピペ」ではなく
何度も思索を続けた上、
自分の考えで埋めていった
竹田先生なのでしょう。

ともかく、中小企業にとって、
ランチェスター経営(株)
が必要となるのです。
(先ほどと少し異なります)




これこそ、ドラッカー先生が
凡人のために、わざと空けて
おいてくれたのですから。