「悲観的に準備し、楽観的に対処せよ」
これは、旧日本陸軍の軍人で
大本営参謀を務め、戦後は
伊藤忠商事の特別顧問や、
中曽根政権のブレーンなどを勤め、
「昭和の参謀」と呼ばれた
故・瀬島龍三氏の言葉といわれます。
また、警察官僚として
東大安田講堂事件や、
あさま山荘事件で陣頭指揮を取り、
後に初代内閣安全保障室長を務めた
危機管理・安全保障のパイオニア
である故・佐々淳行氏も
頻繁に口にされてました。
準備に充分な時間をかけ、
最悪なことが起きても全て想定内
として冷静に対処するよう心掛ける。
そうすれば、何が起きても
「この程度で良かった」と思える。
逆にいけないのは、普段は
楽観し、いざという時に
オロオロして悲観することだと。
(日頃の私のように・・・)
これには今回のコロナ禍に、
脳科学者の茂木健一郎氏も
同様な考えを発しています。
「最悪の事態を想定して
準備するとともに、
乗り越えられるという
楽観的な心を抱くことが大切である。
脳は楽観的でいないと、
上手く様々な回路が動作してくれない」
社長が考えるのを止めた時、
会社が終わります。
このコロナ禍に際して、
最悪の事態を想定した上で、
何が起きても思考が
停止しないよう、楽観的で
冷静な心で危機に挑んでいきましょう。
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