以前から「戦略社長塾」で、
参加者から頻繁に聞かれる
質問として、


「当社が取り扱う商品は、
 あまりにニッチで、
 その生産量や販売数は
 家とか車とかと異なり
 統計となる資料が
 どこにも手に入らない。




 そんな商品だと、
 どうやって占有率を
 調べるんでしょうか?」


そんな商品や業種は
中小企業なら多くあり、
その結果、市場占有率に
基づく数値目標がないまま、
ランチェスター経営
勉強も終わってしまいます。
そして、多くが売上主義的な
経営に走ってしまいます。

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それに対し、以前に新教材?
「市場占有率の高め方」CD
ご紹介したランチェスター経営の
「営業戦略」CDで示される


・・・酒をはじめとして
自動車や住宅など、
政府の規制があって
届出が必要なモノは
県ごとの総需要が
はっきりします。
(だから、自社の
 市場占有率も導きやすい)


〜とのような(簡単に)自社
の市場占有率が導き出せる
業界では、経営がしやすい
のでしょうか?

先日来、そんな業界の方と
いろいろ話をすることが
ありました。

その県内で1位の会社が
総合主義的に、安値で
数を追うのと同時に、
接客などの質も追う
経営をしていた間は、
均衡な順位を維持しつつ
各社とも切磋琢磨して
いたそうです。

それが何かの機会で
(事業承継やM&Aなど)
均衡が崩れ去った途端、
各社一斉に安売り合戦。
今まで水面下でされていた
(こじつけの)割引サービス
が公然と横行する羽目に。
ほぼ売上主義の状態。

結局、競争も何も関係なく
最終的に恩恵を受けるのが
1位だけなようです。

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「人の命に係わる仕事」
なので、業界の今後を
考えると安心・安全とは
いかないようです。