今月の「経営実践ジム福岡」、
【後半】メイン講師である
(株)ハードリング
軍師・岡漱一郎様から
雑談混じりで最近の自身が
行う勉強会の傾向など
話しがありました。

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世間一般に勉強会は、
知識を詰め込むだけの
イメージでしょうが、


「・・・各参加者に
 哲学的思考
 (本質観取)を
 身に付けてもらって
『処理する能力を高める』
 よう促す場と捉えて、
 意味づけ(後述)して
 興味を持つように
 スイッチを押し続けてる」


特に、この傾向は
「やらされ感」が強い
社員研修では甚だしいと。
強制的に参加する場と
なってれば止む無しか。

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この話しに、ちょうど最近
社内で(以前に開催した)
「哲学」講座的な勉強会
開催された方が興味津々。
雑談が雑談ではなく
メインとなりました。
(だから超・長文)

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その以前に開催した
「哲学」講座の中でも
説明していたように
物事には【意味(の世界)】
と【事実(の世界)】
あり(ザックリ要約して)、

・意味は、本質、長期的視点。
・事実は、現実、現象、事実、
 短期的視点(いわゆる目先)。

この【意味(の世界)】に
振り向くよう促すのが
「意味づけ」で、


「・・・それを常に
 続けないと参加者が
 日常の事実に振り回され、
 思考を拒否してしまう」


1回だけの勉強会では
効果も低いでしょうし、
その1回の中でも問い
を掛けて答えさせて、
それを置き換えた例え話
をする〜この繰り返しだと。
(この日も似た状況かと)

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この思考が身に付くと、
物事が起こっても本来
なら目に見える事実しか
解らないが、その背景や
本質が解るので先に
行動に移せるそうです。

他の人には後からしか
解らないので、結果と
して早周りできると。
この思考のレベルは
トレーニング次第。


「レベルが低かったり
 応用力がないと単なる
 『(成功)事例好き』
 だけで終わって、
 定形のパターンだけ
 しか頭に入らない。

 ランチェスター経営戦略
 を学んでも同様。
 特に、弱者と強者の
 戦略の使い分けなど、
 多方向からの情報を
 受け入れられる
 ことが出来ない。
 多面的な対応力が
 必要となる」


私も以前は、事例好き
の性分で、その延長が
著者のサイン本集め
だったかも?(失笑

岡さんのサイン











ともかく、まさに
以前のブログで触れた


経営で「成功事例」は、
その人のみの
ノウハウのことが多く、
万人共通ではない。

makekatin













やはり
勝ちに不思議の勝ちあり
 
その対極に
負けに不思議の負け無し


〜と取り上げた通りかと。
明日のブログもご参照

それに加えて日頃から
失敗から学ぶ」大切さを
ランチェスター経営では
繰り返し訴求しています。
(しかも、それに相応しい

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だから、昨年の
ランチェスター経営ジム
全国大会」にご参加
された社長様からは


「ほとんどの人が
 ランチェスター経営戦略
 としての、多くの
 『やってはいけないこと
 に触れられていたので、
 それら一つ一つを
 自社に置き換えて
 再確認できた・・・」

この感想の続き
  ぜひご確認ください。


こんなレベルの思考を
持った者同士だと、対話
の中(ディスカッション)で、
決して自分一人では
辿り着けないような思考
まで出来上がっていくと。

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その域に達した時、
哲学者の苫野一徳先生曰く、


「エクスタシーとなる」




〜と・・・

そんな経験が無いから、
「事例好き」な人は事例
を漁って、いろんな場に
顔を出すのでしょうか。
(そんな人は進入禁止