先日ご招待いただきました
「とある記念行事」について。

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書けないことが多すぎるので、
その代替として、以前にも
このブログに書いた内容
再度ご紹介いたします。


【創立記念行事の目的は「初心忘れず」にある】

  創立何周年記念の行事は、あちこちの
 会社で行なわれています。販売先や仕入先、
 それに銀行などの関係者を招待し、
 行事の主役は「社長」です。

  ところが、中には「社長の自慢話」を
 するために、販売先の社長を集めたのでは
 ないかと思えることが、しばしばあります。
 また「従業員の永年勤続表彰」も行なわれます。


  そこで改めて考えてみなければならない
 のが「創立記念日を開く目的」です。

  創立記念日の式典は、その会社の販売先や
 仕入先などの関係者が集まって「社長の功績」
 や「従業員の努力」を称えるために開かれる
 のか、それとも創業以来お世話になった
 販売先や仕入先などの関係者に対して
 「感謝の意」を表すために開かれるのか、
 ということです。


  もう少しはっきり言うならば、創立記念の
 式典を開く「会社の社長」が主役なのか、
 それとも「お客」が主役なのかということです。

  この違いによって、行事の運営は
 ガラッと変わってきます。



  ある家具販売店の創業30周年パーティに
 呼ばれたときのことです。

  この社長は、自分のことについて何一つ
 話さず、独立してから販売した婚礼家具の
 1番目から5番目までの夫婦を見つけ出して
 招待し、壇上に上がってもらいました。
 そして1組ごとの夫婦に心から感謝を述べ、
 花束を渡しました。

  参加した200名の人々は、皆一様に
 心を打たれた様子でした。販売先の社長や
 仕入先の社長を招待したときは、
 その人々が主役であるべきでしょう。


  会社の発展に努力してくれた従業員を
 称えるのも大事ですが、これはあくまで
 内部のことですから、内部だけで
 行なうべきです。

  つまり、創立記念の行事は、社外用と
 社内用と2回行なうべきなのです。
 社内用のときは、「社長が主役」であって
 もかまいませんが、この2つを混同した
 のでは、おかしな結果になります。


  経営を良くするということは、権利と
 義務のバランスを取ることでもあります。
 社長になると、誰も本当のことを言って
 くれなくなりますから、油断するとすぐ
 「自己中心」になり、独善的な考えを
 持つ危険性が大きくなります。

  独善的な経営とは、権利のみを主張し、
 義務を忘れたことを言います。
 悪い意味での「ワンマン経営」です。


 これに歯止めをかけてくれるのが
 「原点の心」、あるいは「初心の心」に
 立ち返ることです。

  社長が独立したときに注文を出してくれた
 お客や、その後の発展に協力してくれたお客
 や仕入先に対して、心から「感謝の意」を
 表わすということが、初心や原点の心に
 なりますので、こういう狙いで創立記念の
 行事を実行すれば、価値あるものになる
 はずです。

  これもさることながら、お客に来て
 もらうのではなく、自分の方から一社一社
 お礼を言って回れば、もっと効果が上がる
 でしょう。

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  *旧版「顧客戦略」CDから抜粋。
    (一部手直ししてます)


最初の最初に、サプライズ
だったシャンパンタワーは↓
ご本人もご存じなかったので、
これはご招待いただいた有志
の一部の方からだったようです。
それでも私は含まれてません。
(それにしても↓ますます髪が薄

homepegek












この時は「ご本人が主役」でしたが、
それを除いて、この記念行事全てを、
さりげなく「ご本人持ち」されるとは、
それこそ私がお話ししたように
「中身は60歳(実際は35歳)」
なのかも知れません(失礼)
普通は出来ることではありません。

誠に有り難うございました。
&ご馳走様でした。

jakujak












ただ、帰宅後に全てを吐き
出してしまいましたが・・・
&ご本人はお店で(内緒)