先月の「福岡経営実践ジム」、
メイン講師の(株)ハードリング
軍師・岡漱一郎様による【後半】

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先日に触れたように今回、
経営理念」について
言及されてましたが、
その件を深掘りする前に、
ランチェスター経営らしく
1位主義」について。

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「1位作り」を経営の目的と
するのであれば、その局面に
おいて現状の1位がどの会社で、
対して自社の順位と市場占有率
の数値を知らないといけません。
(正確である必要はなし)

まずは、実行手順の「情報」から
スタートして、その収集に
努めなければいけません。

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この点、つい最近に開催した
「戦略社長塾」でも、同様に、


「当社が取り扱う商品は、
 あまりにニッチで、
 その生産量や販売数は
 家とか車とかと異なり
 統計となる資料が
 どこにも手に入らない。

 そんな商品だと、
 どうやって占有率を
 調べるんでしょうか?」


というご質問がありました。

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その時、以前に開催しました
「市場占有率の高め方」勉強会
向けに、「営業戦略」CD
同タイトルDVDと、竹田先生自身
の事例とを、まとめた資料から
抜粋しました。


自社の市場占有率を計算する
  =商品の総需要から導く=

 ・では、その総需要をどのように
  調べればいいのだろうか?


(その1)政府の統計資料

  人口数、住宅着工数、家計消費支出
  などを含め、商品の用途や性質で
  他のデータを活用する。



【竹田先生の事例】
 ・勤務していた企業調査会社の
  市場占有率を、県別の
  銀行融資残高データから推定。

 ・高額な医療機器の県別販売データが
  手形交換高の県別データとほぼ一致

 


(その2)調査会社が発行の
    「会社年鑑」や各種データ



(その3)業界新聞



(その4)同業者の従業員数



【竹田先生の事例】
 ・同業者の調査員の人数を調べた。
  (ライバル会社に飛込訪問)




(その5)ローラー調査


加えて、岡様が常々仰るように
1人当たりの生産性からも
確認することが可能です。

*とてつもなく高水準な会社も
  中にはあるようで・・・


1人当たりの生産性も高水準を維持。

業界平均と比べて(ソフトウエア業界)
・3倍近い粗利益額/約2500万円弱
・純利益では20倍ほど/約550万円


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ニッチ市場で「小さな1位企業」に
なった経緯について、8月5日(土)
語っていただきます。


(話しを戻して)

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また、市場占有率が解らないと
嘆く多くの会社は、ほとんど
が番外弱者でしょうから、
「営業戦略」CDより追加


・・・業界でのランク
が低かったりすると
情報量が少なくなるので、
その誤差が大きくなり、
意味のない数値になります


としました。

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それに「戦略☆名人」DVDで、
「経営に必要な情報を集める」
から、その最後の最後の言葉も
さらに今回、追加すると、


・・・情報は社長の事業に
対する、願望や熱意に
比例してしか入ってこない
という事実がある。


これに、実践ジム「哲学」講座での
内容も甘味してみると、


「情報は、社長が
 考え抜き導き出した
 事業目的(1位)に
 対する願望や熱意に
 比例してしか入ってこない」


この ( ) の中を「1位」としました
(本当は「1位の事業目的」かと)
が、考え抜かずに「とりあえず」
ランチェスター経営を勉強したの
だから「1位作り」を口にして
おかないと・・・

の程度なら、自ずと(比例して)
「とりあえず」な情報しか
入ってこないでしょう。

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もっと怖いのが、その上に
曲がった自己顕示欲に近い
願望や熱意だけ高ければ、


「これからの時代、
 何が売れるか? 」

今後の流行は?


と自ずと(願望の高さに)比例した
売上主義」的な情報しか
入ってこないでしょう。

これは数年後の業績に表れます。

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そして正しい方向性に進むなら、
結果として老舗に・・・