JR九州グループ会社が経営する
居酒屋「うまや」が、東京にまで
進出して話題になった当時、
竹田先生がセミナーなどで、


「会社名には
 “九州”と付くのに、
 なぜ東京に進出か?
 しかも、非関連の飲食で」


と盛んに揶揄してました。

やはり、祖父の代から国鉄
勤めていた竹田家の名残(?)
もあって、揶揄するのも
分からないでもありません。

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ただ、本業の鉄道業務だけでは
JR九州が生き残っていけない
のは分割民営化前から分かってた
ことであり、しかも本業では
他の地域に進出できません。

このJR九州による非関連
多角化は、それなりに苦労も
右往左往もしているようで、
問題視もされています。
撤退も早い?)

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またセミナーで、この反応が
良かった場合、竹田先生は続けて


西鉄は西鉄で
 “西日本の鉄道”と
 名乗っておきながら、
 海外にまでホテル
 作っちゃって」


なお、西鉄の業績に関しては、
既に教材「戦略☆社長」で
言及されているので(?)、
先のJR九州ほどの頻度
ではありませんでした。

もちろん西鉄による非関連
多角化も、それなりに苦労も
右往左往もしているようで、
問題視もされています。
(同様に撤退も早い?)

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この両大手企業による非関連の
多角化と言え、「商品戦略」の
第5章、新製品開発」の冒頭で
(一部、要約して抜粋)


今まで主力商品だったものが、
時間が経過すると売れなくなる
という日が必ずやってくる。
 
会社の経営内容を長期的に
良い状態に維持するには、
新しい商品を開発して
一定期間ごとに補給していく
ということが必要になる・・・


非関連であろうと無かろうと、
新市場開拓や新製品開発は、
「やってはいけない」ではなく、
必要ではあるのです。

ただし、そのためには
最低限、昨日のブログ
触れました一定額以上の
自己資本が必要となります。
それでも成功するかどうかは、
実際にやってみないと分からず、
やってみても時間がかかります

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また実際、やってみる前に、
チェックすべき点もあります。
それは、6年前のブログで
ご紹介してます、


竹田陽一「青山商事の
多角化戦略の成否」について


・・・紳士服青山商事が、
店舗の駐車場のスペースを
利用して、ラーメン店に進出する
と発表しました・・・・

☆チェックすべき3つのポイント
(こんなサブタイトルはありませんが)


当時の「ランチェスター経営通信」より


これを参考にした上で、
この「青山商事の多角化」が
現在どうなっているのかを、
ご確認してみてください。
(竹田先生も予想外な結果に?)

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決して、経営コンサルタント
言われるがまま、無謀な
多角化経営や多店舗展開
など御法度です。

*当初、書きたかったネタは
  本当は別だったのですが、
  途中から話がドンドン脱線を。
  書きたかったネタは、後日。