先に書いたブログに自分自身
触発されて、その続きを。

今話題の本(!?)である
弱者の戦略・強者の戦略
著者・武岡淳彦氏PHP

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から一部を要約してご紹介。


7.戦略体質とは何か

・・・戦国時代の名将、
武田信玄が家臣たちと
交わした雑談を記録した
とされる「甲陽軍鑑」。

その中で、下記の言葉に
最も惹かれる。

「人間は、ただ自分がしたい
 と思ったことをせず、
 いやだと思うことを
 行っていけば、
 それぞれの身分に応じて、
 身を全うすることができる」

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「したくないことをする」
「いやだと思うことをする」

この行為のもつ深い意味を
熟慮した人は意外に少ない。

実際、実行してみると、
その行為から思わぬ局面の
打開ができ、新しい展開、
予期せぬ幸運が訪れること
を実感したからだ。

*ここで、関ヶ原の戦いでの
 薩摩の島津義弘による、
 「敵中突破の退却」を
 事例に説明されてます。
 
・・・このような攻めの心を
もって、日々の仕事に立ち
向かうのが戦略体質である。


これを逆に考察すると、

「したいことをする」
「好きだと思うことをする」
日々、そのような
仕事に立ち向かえば、
戦略なき体質となるかと。

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これは、昨末開催の勉強会で、
事前にキーワードとした、


「・・・したい」だけでは
「主観的経営発想」に陥りがち。
経営方針(ビジョン)=戦略
 ではありません。

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*「同友会的
  ランチェスター経営のすすめ」から


に通じることです。

この続きは、竹田先生がよく話す


戦略なき経営はムダが多い


ということは、続けて考えると、
「したいこと」「やりたいこと」
を仕事にすると、戦略なき
経営に陥る可能性があり、
結局は儲からない〜とまで
言えるかも知れません。

ある意味では、職人的な
戦術経営の成れの果てかも。

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以前に、ドラッカー先生の著書
マネジメント」その[]から
取り上げました3人の石工」、
その第二の男が、こんなところ
でも出没してきそうです。