損益分岐点の原理を応用した
 利益計画の限界」で先に触れた

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先日の(株)ハードリング
軍師・岡漱一郎様による
福岡経営実践ジム」の冒頭。

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「戦略名人」DVDを鑑賞し、
利益性の原則」の続きで、

「第1章 5.売上は同じでも
 経常利益は大差がつく」

との項目の中、DVDでは
A社とB社の2社で説明したが、
1社における収益構造として、
この「利益性の原則」の考えを
一歩、踏み込み解説されました。


ランチェスター経営を勉強すると
ほとんどの教材や本で触れられ、
当たり前のように語られている
この「利益性の原則」について。

ここのポイントは、接近戦・
近距離戦で営業エリアを絞り、
遠くに行かなくなったから、
単純に経費が安くなったとの
誰でも解るような話しではない。

利益性の原則












別の角度から、1社における
収益構造として紐解いていくと、

「売上高、粗利益(粗利益率も)
 が5年間、一定で変わらない
 にも関わらず、経常利益が
 どんどん上がっていく」

こんな見方をする経営理論など、
他に聞いたことがない。
経営を教えている人の中で、
この考え方は竹田先生だけ。

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これは以前にも解説したように
日本人口の長期的な推移表から
見て取れる、今後に迎えるで
あろうマーケット縮小社会。
その社会では、前年対比で
何%売上アップとか望めない。
そんな状況だからこそ
適応されるのではないか。

まず、(先ほどのDVDの中で)
竹田先生が説明するように、
粗利益の70%を占める営業費。
それを下げるよう考えてみる。


ここで、以前にも示した
老舗企業の収益構造

収益構造2








それに準じて展開します。
  

営業エリアを狭めていくのと
同時に、そのことでエリア内の
市場占有率が高まっていく。
すると、1位効果の口コミ・
紹介が発生してきて、ますます
◆営業費が下がっていく。

営業費を「5%」少なくすれば、
その節約した金額が、そのまま
経常利益アップに跳ね返り、
結果として「2倍」に・・・
との繰り返しとなる。

まさに、これも結果として
以前に触れた一位主義
老舗企業の収益構造
そのものとなる。

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これは単に「経費を節約する」
ということではなく、
市場占有率を高める」との
目標で取り組むべきである。

また、この考え方を経営計画
目標数字として掲げるのも
1位主義の観点からして
一手かも知れません。


だから、「業績を良くする」には
1位作りを目標にするんです。
(戦略名人、第1章の締め)

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結局、損益分岐点の原理を応用
した利益計画を実現するには、
この「利益性の原則」に基づき
市場占有率を高めることに
しっかり取り組む必要があり。

ただ、この一文章↑を読んだだけ
では非常に解りづらいですが、
要は「1位作りを目標」です。

*以上の説明については、
  「戦略名人」CDの方が
  解りやすいかもです。
 (または「地域戦略」CD

戦略名人CD改訂版











そのためには社長の戦略実力を
高めていくしかないんです。
そのためには・・・