*本来は、昨日のブログ内
  続けて書いてましたが、
  長くなったので分けました。
 (これも科学的問題解決法?)

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ランチェスター経営(株)
教材CDでの問題作
戦略とは何か。
 ひどく混乱する戦略の意味

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この結論について、お盆特別
ランチェスター
 弱者必勝の経営戦略」勉強会の
冒頭で触れさせていただきました。
(皆さんを混乱させるため?)

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勉強会では分かりやすく、別途
メルマガ【ランチェスター経営通信
で連載されていた「はじめに」と
「あとがき」から要約してご紹介。


「戦略とは何か
 ひどく混乱する戦略の意味


=はじめに&あとがき(要約)=

「戦略」は至る所で使われています。 

アメリカのコンサルタントの
ジェイ・バーニーが、
「戦略の意味は著者の数だけある」
と言ったように、戦略の意味は
コンサルタントによってバラバラ
説明され、ひどく混乱しています。

これが原因で、中小企業の社長は
もちろん、ビジネスマンも、
(経営)戦略の意味は人によって
バラバラに表現されています。

これでは、社長の考えが従業員に
正しく伝わらなくなるだけでなく、
間違った考えで経営をしてしまい、、
これでは業績は良くなりません。


そうならないようにするには、
【5つの正しい理解】が必要。

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続けて下記のように述べています。


この【5つの正しい理解】とは、

【1番目】は、経営規模の大中小で
変わる社長の役目が解からず、
規模は小さいのに、大会社の
社長の役目が正しいと
考えている人の場合になる。

社長の守備範囲は広いので、
社長の役目が狂うと従業員の
役目も大きく狂ってしまう。
これでは良い経営ができなくなる。

この解決策は2つある。

・その1つ目は、将軍が責任を持って
 担当する役目を確かめることになる。

・2つ目は、軍隊の将校が作戦計画を
 立てるときに研究する、実行の
 手順を確かめることになる。
 それは、まず必勝の信念と決断力に
 始まり、目的、目標、戦略、戦術、
 戦闘時間、戦闘期間、情報、革新、
 統制、統率、教育、訓練になる。
 実行手順のうち、1つ1つの項目を
 拡大解釈すると、全体があいまいに
 なるので、むしろ狭く考える方が
 良い経営ができるようになる。

将軍が担当すべき役目と実行手順の
2つを合わせて考えると、経営規模の
大中小で変わる社長の役目は、
自然に解かってくるはずだ。

ちなみに社長の役目は、1人、10人、
30人、100人、300人と、
1と3が節目になって変わっていく。 

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【2番目】は戦略と戦術の区別がつかず、
繰り返し作業の戦術だけが経営の大事な
仕事と思い込んでいる場合になる。

戦術も欠かせないが、戦術は戦略に
従属しているのであるから、戦略を
考えず、戦術だけで経営をしたのでは
当然業績が悪くなってしまう。

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【3番目】は、営業戦略販売戦術
区別がつかず、繰り返し作業の
販売戦術だけが営業の仕事と
思い込んでいる場合になる。

こうなると営業戦略も販売担当者の仕事
と思い込み、担当者に任せてしまう。

営業戦略と販売戦術のウエイトは
「2対1」で、営業戦略が2倍もある。
ところが、販売担当者は
戦術しか解からないので、結局
戦略なき販売活動になってしまう。
これでは業績は良くならない。

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【4番目】は、資金や経費における
戦略と戦術の区別がつかず、
仕事の内容が見える簿記や会計だけ
が、資金や経費の大事な仕事と
思い込んでいる場合になる。


2番目、3番目、4番目の3つに
ついては改めて、戦略と戦術の語源を
押さえ直し、2つの違いを理解する。
次は、将軍が責任を持って
担当すべき役目を再確認する。

こうすると、この3つの項目について
の誤解は、自然に解消するはずだ。

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【5番目】は、強者の戦略と
弱者の戦略の区別がつかず、
カッコが良い強者の戦略が
正しい経営のやり方である
と思い込んでいる場合になる。

この思い込みは創業社長の中にも
いるが、二代目、三代目社長の
中には、特に多く見られる。

倒産原因の中で最もウエイトが
高いのが本来、弱者の戦略を中心に
して経営すべき会社が、間違って
強者の戦略で経営した場合になるので、
こういう傾向がある人は、改めて
ランチェスター戦略を研究し直し、
2つの内容を理解する必要がある。

この強者の戦略と弱者の戦略を
正しく理解したなら、他の項目も
自然に解決するはずだ。

教材CDは、以上を8つとしてます。


これら【5つの正しい理解】が
得られれば、「戦略」について、
間違った説明をされたとしても
それに惑わされることなく、
正しい判断が下せるようになります。

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なお、ここでは追加にウエイト付
も紹介してますが、同じ内容を
続いて開催しましたセミナー
竹田先生が言及されてました。
(ただし、2日目【応用編】のみ)