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「ルートの森」勉強会2日目
 で、【意味が分かりづらい格言】
  として列挙いただいた中で、
  「その事例があれば教えて欲しい」
  と言われていた格言(44ページ)。
 このブログは、その事例を示すため、
  それに準じた書き方をしています。
 その場にいた人しか分からないかも
  知れませんので、あまりご参考に
  されないようにご注意願います。

*ちなみに、複数名の方々から
  「分かりづらい」と言われた格言
  (49ページ)は、事前に書きました
 このブログをご参考ください。
 

小冊子をお持ちの方はご確認ください。

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既にご紹介しましたが、
お盆直前に開催しました
竹田先生「経営論理学」セミナー
その2日目【応用編】では、

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竹田先生のセミナーでは珍しく、
いきなり作業(ワーク)から
スタートしました。

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方眼紙を使ってのグラフ作成、
その作業過程に当てはまる内容が
最近、何度も聞いている新教材CD

業歴10年迄の会計事務所の経営戦略

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そこに、竹田先生の経験として
取り上げられてます↓一部抜粋
(読みやすく加工有り)

 
私は35歳の頃、福岡市で
開かれたセミナーに参加した
ことで、ランチェスター法則
市場占有率の3大数値
出合いました。

その時、企業調査会社に勤めて
いて、中小企業の信用調査
倒産会社の取材をしていたので、
市場占有率の3大数値には
特別強い関心がありました。

竹田課長のアップ












その後、上場企業の決算書が
2期連続で載っている
日経会社年鑑」を購入し、
市場占有率と利益の間に
どの程度の相関関係があるのか、
これについて研究を始めました。


最初に手掛けたのは、
売上高経常利益率と
総資本経常利益率など、
利益の計算でよく使われていた
数値でした。

市場占有率1位で26%以上を
押さえ、かつ2位との間に
10対6以上の差をつけ、
強者の条件を確立している
会社の利益率は確かに
高くなっていました。

しかし、決定的というか顕著な
違いは出ていませんでした。

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そこで何か他に良い方法は
無いだろうかと、あれこれと
考えて試していたとき、
市場占有率と、従業員1人当たり
の経常利益を比較してみることを
思いついたのです。

これは、はっきりした違いが
出てきました。

その後、これをグラフにしました↓

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まず左側のタテ軸には、従業員
1人当たりの経常利益をとり、
下側のヨコ軸には市場占有率を
とります。

次は会社ごとのデータを元にして、
2つが交わる所に点を打ちます。


こうした後、点と点を結んで
線を引いたところ、直線には
ならず曲線になりました。

この曲がり方は、高校の数学で
出てきた「Y=aXの2乗」と
そっくりだったのです。

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もちろん、1期だけでは誤差が
出ますが、3〜4年を平均すると
7割以上の率でこうなります。

これによって、1位が一定の
条件を満たして強者の条件を
確立すると、従業員1人当たり
の経常利益が市場占有率の2乗に
比例することが解りました。

例えば、市場占有率が40%と
20%の会社の場合、市場占有率
は2対1ですが、従業員1人
当たりの経常利益は、
この2乗で4対1になります。

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見方を変えて1位を1にすると、
2位の従業員1人当たりの
経常利益は1位の4分の1と
大きな差が付きます。

このような差が付く原因は、
会計的な考えによる経費の節約
では説明がつかないはずです。

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*以上「市場占有率と利益の関係」より


y=xの2













以前からご紹介してます↑
このグラフですね。