久しぶりに読み返しました
竹田先生の著書(フォレスト出版
小さな会社★社長のルール

smsyatt













実に辛口で「経営理念」について
語っています・・・少々ひどすぎかも。

今回、思い出したように、一部の
コラムを長いですが取り上げます。
(若干の加筆有り・笑)


理念だけでは天才バカボンだ!


中小企業の社長や
経営コンサルタントの中には、

「経営理念が大事だ、
 経営理念が大事だ」

と、理念をひときわ強調する
理念屋」がいます。


そういう人に限って、
どうひいき目に見ても
ドラッカープラトンの本を
まともに読まず、
経営とは何かについて
正しく理解していません。

中には、プラトンの本を
読んでいるどころか、
辞書で「理念」の意味すら
確かめていない人もいるのです
から打つ手もありません。



それでも自分が天才であるか
のように経営理念を説明する
人がいるのには驚きます。

東北地方のある会計士は
経営計画のセミナーで

「理屈を念じることが理念だ」

と解説しています(?)

こういうのは、天才バカボン
呼ばれています。
天才バカヴォン?)

bakatte














かつて、私の会社で営業社員を
募集したことがあります。

そこに大手のコンサルタントT社
に10年ほど勤め、指導課長を
していたという55歳のM氏が
募集してきました。
(決して、私ではありません!)



面接で話を聞いてみると、
中小企業の経営指導には
自信があると言います。

私が年齢の関係で採用できない
と言うと、彼は、

「歩合給でテープを売らせてくれ」

と言うので、

「まぁ良いでしょう。
 やってみてください」

と返事をして、その日は
帰ってもらいました。



翌朝、彼はかしこまった顔をして
やって来ました。そして、

「社長!
 大事な話があります」

と言うのです。その訳を聞くと、

ランチェスター経営(株)
 経営理念を教えてもらいたい」

ということでした。



私は「経営理念は必要であるが
難しいので、まだ定めていない」

と正直に答えました。

ところが、元コンサルタントM氏は

「経営理念があると全員の心が
 1カ所に結集されるので、
 とても業績が良くなる」

と言います。

そればかりでなく、経営理念が
ないところは会社ではないと
言わんばかりに、長々と
弁舌をふるい始めたのです。
(チャレンジャーですね・・・)


私は企業調査会社に勤務していた
ときに、1600社の倒産した
会社を取材していました。

そうした会社の中には、
経営理念が書かれた額が
壁にかかっている会社
何社もありました。

もし、経営理念があると
業績が良くなるなら、

「倒産なんてしないはずだ」

と思っていたのです。



ですから、私はM氏に

「あなたが理想と考えている
 経営理念とは、
 どういうものですか」

と逆に聞いてみました。

彼はあれこれ説明し始めましたが、
要約すると

「業績に合わせて給料が多くなる
 ようにすることと
 業績給による賃金制度を
 定めることが大事だ」

ということでした。

つまり、儲けの分け方をどうするか
が一番大事だというのです。



そこで私は

「わかりました。
 でも念のために、もう一度
 理念の意味を確かめてくれませんか」

と言って、厚い辞書3冊を
テーブルの上に並べ、
自分の仕事に戻りました。

M氏は、さっそく理念のところを
めくり、3冊それぞれの個所を
コピーしていきました。



次の日に私が

「理念の意味は
 どう解説されていましたか」

と聞くと、

「私が考えていたものとは
 少し違うので、
 もう少し研究させてくれ」

と言ったきり、
彼は会社に来なくなりました。



こういう人のことを
元祖天才バカボンと呼びます。

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このようなコンサルタントから
経営理念についての指導を受けても、
お金がかかるばかりで、
さっぱり分かりません。



結局、他社が作ったものの中から
文章が良くて見栄えがするものを
マネて作る結果になるだけです。

中には、他人が作ったものを
そっくりマネて理念としてしまう
人さえいるのですから、
笑うしかありませんね。



経営理念、社是、社訓の3つを
区別もつかない人が、これらを
考えて壁に張り付けても、
たいして業績には関係ないのです



逆に、会社にとってマイナスと
いうことにもなりかねません。

こうして作った経営理念を毎朝
全員が読み上げていると、
従業員は日常の行動には
それがまったく反映されてない
ことが分かっていますので、
読み続けるにしたがって心がシラけ、
士気も低下していくからです。



その内に読むのを止めてしまい、
経営理念の書かれた額縁の上に
ホコリがかかっているというのが
お決まりのコースでしょう。


改めての確認事項として、
竹田先生は「経営理念」を、
決して軽んじている訳では
ありませんので・・・

koreok














・・・念のため。