先日、メールにて市場占有率について
下記のようなご質問をいただきました。


「市場占有率が100%近くなれば、
 どのような現象がおきるのか?」


市場占有率の3大数値である

【強者の最低値】 26.1%(約26%)

【相対的独占値】 41.7%(約42%)

【絶対的独占値】 73.9%(約74%)


以上は、ランチェスター経営(株)
いろんな教材でも触れられています。

しかし、最後の74%を超えてから
どのようになるかについては、
竹田先生最近の著書では
余り触れられていない気もします。

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以前「市場占有率の高め方」CDとして
ご紹介した「営業戦略」CDには無く、
「戦略☆名人」CDで触れられている
だけでしょうか(違えば失礼)。

戦略名人CD改訂版










昨年末に開催しました
「市場占有率の高め方」勉強会
【原則編】【実践編】セミナー
テキストとしました竹田先生が
理屈っぽすぎると言った本
ランチェスター法則のすごさ

lanchs












その中で、【絶対独占値】74%に
ついて詳しく触れていました。


1社が74%もの占有率を取って
しまうと実質上、市場の100%を
抑えたのと変わらなくなるので、
同業者の数がいよいよ少なくなる
ばかりか、もはや逆転は起きない。

・これ以上、占有率を上げること
 によって生じる粗利益よりも、
 占有率を上げるために投入する
 費用の方が多くなってしまう
 ので得策ではない。

・1位がこの段階にくると通常、
 市場が成熟して代替商品が出てくる。
 そうなると競争が同業者間で
 行われるよりは、むしろ他の産業
 と競争することになるのが普通。

・ちなみに、1位が60%の占有率を
 奪うと、社内に泰平ムードが漂って
 緊張感が失われてくると共に、
 取引先に対しては高圧的で横着に
 なってしまう傾向が強く・・・


果たして、そのような商品や産業
って、今まであったんでしょうか。

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この件、詳しく聞きたい場合は
12日(火)にお尋ねしましょう。