臨済宗中興の祖と称される
江戸中期の禅僧である
白隠(はくいん)禅師による


「両手を打って声あり、
 隻手になんの声かある
隻手音声・せきしゅおんじょう)」

hakuuik















 という公案、その意味は、
竹田先生は宿題と呼んでます)


隻手声あり、その声を聞け

 (すなわち)

「片手で叩く音を聴きなさい、
 聴けたら私の処へ来なさい。
 その時あなたに悟りの方法を教えよう」



DSC05087























このことを、竹田先生が新教材
「竹田陽一の経営随筆集」CD
取り上げています(目次ご参考)。


「片手の音を聞いてこい」白隠禅師

(途中から)

・・・健康で体の調子が良く、さらに
仕事も好調で利益が多く出ている時は、
自分1人の実力でやれているように
思えるので、油断するとつい謙虚さを
忘れて横着態度になる場合が多くなる。

こうなれば当然、周囲やお客の評判が
悪くなる。


そうこうしている内に、景気が悪くなり
健康を害して体の具合が悪くなると、
お客がどんどん離れていくので、
急に売上げが少なくなってしまう。
もちろん中には、これが原因で
倒産する場合もあるだろう。


冷静に考えてみると、人は周囲の人の
協力があるから生きていられており、
経営が出来ているのも、仕入先の
協力やお客の支援があるからだ。

これには、感謝の心が欠かせない。

それには、禅の修行で出てくる
「片手の音を聞く」という宿題が
役に立つのではないだろうか・・・


この答え(正解では無い)に至った
「きっかけ」が、今回の新教材で
一番、感動した内容でした。

sekssu










いつもながら「さすが竹田先生」
と思えてなりません。
過激なだけではありません。

その考察力に〜天晴れ!