【ご注意】思わず長文になりました。

「独立起業の成功戦略」DVD
商品戦略」の「商品の決め方」。

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ここでは、弱者型の商品が難しい順で
説明されています。その中で
「シンデレラ商品(ドラッカー)」との
ことで、下記のように説明があります。


・シンデレラ商品(ドラッカー)

 広告をしたり、営業はしていない
 のに、少数ではあるが、一定の量は
 売れているという商品がある。
 市場規模が小さいが確かにある。

 そのように、磨けば光るような商品を
 ドラッカー先生が「シンデレラ商品」
 と命名した。

 今、勤めている会社で、
 こういう商品があったなら、
 利用者の調査をしてみる。

 社内で事情を説明して独立する。
 営業に力を入れ、商品の種類を
 増やすと売れる可能性が高くなる。
 
 可能性が高い商品は、
 意外に身近にあることが多い。 


これと同様に、竹田先生の著書
独立を考えたら読む本

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この中にも、「隠れた要望商品」と
同列で紹介されています。

加えて、プラスの説明として、
(重複部分を除き抜粋)


どういう訳か、社長や古参社員が
その商品を嫌っていて、全く力を
入れよとせず放置しているという。

業歴が古く、
「ウチの会社は何々屋」だと、
創業当初の古い習慣に凝り固まって
いる人が多い業界には、このような
商品が必ずいくつかある。

しかし、どの商品がそうかは、
日頃から本気で仕事に打ち込んで
実力を高めておかなければ
発見することが出来ない。


以上より、独立起業時に関しての
弱者型の商品戦略的な考え方だと、
何となく捉えてしまいそうですが、
その時だけではありません。

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竹田先生も説明されていたように、
元々はドラッカー先生の著書
創造する経営者」で紹介の言葉。

著書でドラッカー先生が、具体例として
ある実在する中規模メーカーの
ユニバーサル・プロダクツ社(仮称)

★少し蛇足ながら〜それにしても
 「売上高14,500万ドル」で
 中規模って・・・ね(失笑)
  現在の円/ドル・レートでも、
 ・家庭塗料の「アサヒペン
 ・靴下屋の「タビオ」レベル
 出版当時のレートだと、
 ・昆布の「フジッコ」 
 ・ペパリーゼの「ゼリヤ新薬


 
この会社が製造している製品が表で
示される中、「製品名 D」の診断に、


明日の主力製品。

だが、シンデレラが年をとるまでに、
魅力ある王子に巡り会えるか?
ことによると、睡眠製品とさえ言える。

力を入れていない。


として、初めて出てきます。
初版の方が↓見やすい表です)

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続く後の本文では(一部を抜粋)、


シンデレラ製品あるいは睡眠製品

チャンスを与えれば上手くいくかも
しれない製品である。
業績に見合う支援や資源を十分に
与えていない製品である。

シンデレラ製品は、今日の主力製品の
市場を荒らし、その衰退を早める
製品であることがある。
マネジメントと言えども人間であり、
無視することによって不快な脅威が
消えてくれることを望む。

その結果、同業他社が、あるいは
しばしば他産業の企業が、この
シンデレラを見つけて成功し、
当該メーカーと、その主力製品と
なるべきだったモノを共に
置き去りにしてしまう。

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トランジスタ事例としてご紹介


とのことで、独立起業時だけの
商品戦略的な考え方では、
決してありません。

そのことはランチェスター経営(株)
「商品戦略」CDの中でも、
「重点商品の見つけ方」や
「すき間商品」で説明されています。
(DVDでは探せませんでした)

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では、なぜ独立起業時の方が、
シンデレラ商品」の考えが多く
取り上げられているのでしょうか。

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何となくですが、これは竹田先生
ご自身の経験からと思われます。

これは「独立起業の成功戦略」
DVDが完成した当時のこと。
この内容について勉強会仲間が
竹田先生にご質問された時


「私の講演業もシンデレラよ。
 東京商工リサーチに勤務してた
 35歳くらいから講演を始めた。
 

 同時期にランチェスター法則
 とも出会って、独立する時は
 企業調査は全くせずに、
 講演をメインとしていった」


それを聞いた当時は、あまり
ピン!と来なかったですが(苦笑)、
勤務されていた頃の「講演」に
対する社内的な冷ややかな態度
など、後々に聞き知ったことで
徐々に理解していきました。

詳しくは、ランチェスター経営(株)
「竹田陽一独立物語」CD
「戦略テープ開発物語」CD
そちらで触れてます(たぶん)。

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シンデレラ商品が、具体的に「何々だ」
とは分かりにくいかもしれませんが、
竹田先生のような経験をヒントに
紐解くと、考えつくに至るかもです。
ただ凄く時間がかかるようで・・・

なお決してキンチョールではございません。



(メチャクチャ古〜ぃCM↑)

*「年をとるまで」から「死ぬまでに」を
  連想して↑このCMに至ったのですが
  あまりに脈略無い登場で・・・失礼