話題の本、思わず一気読み!

申し訳ない、御社をつぶしたのは私です。
 I'm Sorry I Broke Your Company.
 コンサルタントはこうして組織を
  ぐちゃぐちゃにする
  /カレン・フェラン著大和書房

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「大手ファーム」と紹介されていたので
大企業向けの大手コンサルタント会社
(特に外資系)のことだけと思いきや、
身近にも当てはまる内容であったり、
何とも言い得て妙な解釈もあり、
本当に一気読みしてしまいました。

この数十年、大手コンサルタントファームが
クライアントに示した幾多の方法論や理論
などを、まるで「ヨーヨー・ダイエット
(ダイエットとリバウンドを繰り返すこと)
のようだと言ってますが、そう言えば
ランチェスター経営の実行手順
(特に、戦略と戦術の違い)ダイエットに
例えた塾長さんもいらっしゃいました。
小学校5年生にも分かりやすく(笑)

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そんな本文よりも、分かりやすいのが、
最後の第8章や、巻末に付録として
一覧でまとめている下記の点。


・「コンサルタントが役に立つとき、
  役に立たないとき」アドバイス一覧

・「望ましいコンサルタントと
  注意すべきコンサルタント」アドバイス一覧
  (危険なコンサルタントの見抜き方)

・付録1「正しい方法論を見分ける真偽判断表
    (正しい理論、まちがった理論)

・付録2「科学的方法」を生かす4つのステップ


もちろん私もチェックしました(苦笑)
確かに「ドッキ!?」した点も・・・

特に、付録1「正しい方法論を見分ける
真偽判断表」の中で、


・理論「会社が成功するためには
     優れた戦略が必要だ」


に対しては「証明されていない」と。

いや・・・ドキドキです。
ちゃんとした自分自身の解釈
ないとダメですね。

皆様もドキドキされてみては?

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そう言えば「孫子」も出てきます。
「格言ばかり」だとか・・・(失笑)
もしかして、抽象度を上げて考える
ことが苦手なんでしょうか。

南北戦争から戦略の多くを学んだ」
としているので違うようですけど。
(単に「古い」って言いたげなのかも) 

*別の意味で「孫子の兵法」が
 欧米で根付いていると言えるかも。