本日、開催しました
ランチェスター1位作りの
「戦略☆社長塾<実践編>」

結局は、今回もマンツーマン開催。
でしたので、大いに具体的なご質問も
受けつつ、経営の原理原則で核となる
大元のランチェスター法則から、
強者の経営戦略、弱者の経営戦略と、
じっくり鑑賞&検証いたしました。

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その「弱者の経営戦略」の中、
小規模1位主義、部分1位主義で
孫子」から下記の言葉を
竹田先生は取り上げています。

・戦わずして勝つ
・勝ちやすき(易き)に勝つ

そのために、市場の細分化を
続けて説明しています。

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この「孫子」からの言葉で、

・戦わずして勝つ
・勝ちやすき(易き)に勝つ

竹田先生の説明を含めて、
今回の参加者もそうでしたが、
世に考えられている意味合いと
本来は少し違った文面です。

改めて、私自身の備忘録として

孫子の兵法守屋洋・著
知的生きかた文庫三笠書房

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から、その部分を一部抜粋します。


◆謀攻篇:実際の戦闘に拠らずして、
       勝利を収める方法について述べる


【表題:戦わずして勝つ】

 [原文]

  故ニ善ク兵を用イル者、
  人ノ兵を屈スルモ、
  戦ウニアラザルナリ。

  人ノ城ヲ抜クモ、
  攻ムルニアラザルナリ。

  人ノ国ヲ毀(ヤブ)ルモ、
  久シキニアラザルナリ。

  必ズ全(マツタ)キヲ
  以ッテ天下ニ争ウ。

  故ニ兵頓(ヤブ)レズシテ、
  利全カルベシ。

  コレ謀攻ノ法ナリ。



[解説(現代語訳)]

 戦争指導にすぐれた将軍は、
 武力に訴える事なく
 敵軍を降伏させ、
 城攻めをかけることなく
 敵城をおとしいれ、
 長期戦に持ち込む事なく
 敵国を滅すのである。

 すなわち、相手を傷めつけず、
 無傷のまま味方に引き入れて、
 天下に覇(は)をとなえる。

 かくしてこそ、兵力を温存したまま、
 完全な勝利を収める事ができるのだ。

 これが、知謀に基づく戦い方である。



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◆軍形篇:攻撃と守備それぞれの
       態勢について述べる。


【表題:勝ち易きに勝つ】

 [原文]

  勝ツヲ見ルコト
  衆人ノ知ル所ニ過ギザルハ、
  善ノ善ナル者ニアラザルナリ。

  戦イ勝チテ天下善シト曰ウモ、
  善ノ善ナル者ニアラザルナリ。

  故ニ秋毫(シュウゴウ)ヲ
  挙グルモ多力トナサズ。

  日月ヲ見ルモ明目トナサズ。
  雷霆(ライテイ)ヲ聞クモ
  聡耳(ソウジ)トナサズ。

  古ノ所謂(イワユル)
  善ク戦ウ者ハ、
  勝チ易キニ勝ツ者ナリ。

  故ニ善ク戦ウ者ノ勝ツヤ、
  智名無ク、勇功無シ。


[解説(現代語訳)]

 誰にでもそれと分かるような
 勝ち方は、最善の勝利ではない。

 たとえば、
 毛を1本持ち上げたからといって、
 誰も力持ちとはいわない。
 太陽や月が見えるからといって、
 誰も目が利くとはいわない。
 雷鳴が聞こえたからといって、
 誰も耳がさといとはいわない。

 そういうことは、普通の人なら、
 無理なく自然に出来るからである。

 それと同じように、昔の戦上手は、
 無理なく自然に勝った。
 
 だから、勝っても、その知謀は
 人目につかず、その勇敢さは、
 人から称賛されることがない。


解釈は人それぞれでしょうから、
間違いはないでしょうけど、
大元の意味がどうなのかは、
頭に置いていた方が分かりはず。

しかも、特に「戦わずして勝つ」と、
「勝ちやすき(易き)に勝つ」が
同列ではない(同じ篇ではない)
ことは若干の意味合いがあるかも。

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今回は、今月初にご紹介しました
NHKEテレ(教育)
100分 de 名著」での
孫子」が最終回なので急遽、
後記とともに取り上げました。
少し長々と引用、失礼しました。

今夜11時から要チェック!
軍形篇兵勢篇のご紹介が多そう?)