出張・久留米「戦略☆名人」勉強会
2日続けての開催。

7b2eb366-s[1]












競争目標と攻撃目標の分離」の中、
「ジェラシー」との言葉を使って
竹田先生は何度か説明されてます。

「ジェラシー」で冷静さを失い、
つい強い会社を攻撃目標にしてしまう。
「ジェラシー」は願望の源ですが、
願望だけで事業をすると主観経営に
陥るという話しの延長で、改めて


・顧客観 50%

・競観  25%

・主観  15%

(その他 10%)


との情報のウエイト付を確認。

その際に、顧客観と言えども
「お客さんのために」ではなく、
「お客さんの立場で」となれるか、
それがカギになりますと、
セブン&アイ・ホールディング会長
鈴木敏文氏の言葉をご紹介。

uruurup
















鈴木氏は「お客様の立場で」
と常々口にされています。たぶん、
私が最初に耳にしたのは、既に
10年以上も前と記憶しています。

それが、ランチェスター経営での
顧客戦略」にも通ずることも
勉強した上でも身に染みて実感を。

ちょうど、この久留米出張での帰り、
西鉄電車・特急の発車時刻を待つ
ため時間潰しで立ち寄った本屋さん
で最近手にした鈴木氏の書籍
売る力 心をつかむ仕事術
文春新書)から、一部を抜粋。


「お客様のために」はウソ、
「お客様の立場で」が正しい

私はことあるごとに、売り手は
「お客様のために」ではなく、
「お客様の立場で」考えなければ
ならないと言います。
「お客様のために」考えるのと、
「お客様の立場で」考えるのとでは、
一見同じように見えて、全く
違った答えが出てくることがある。


その事例として


(鈴木氏が)以前に、トーハン時代
「新刊ニュース」のリニューアルで、

・上司たちは、新刊目録を多く載せる
 方が「お客様のために」なると考えた。
 しかし、それは本をできるだけ多く
 売るという自分の立場がまずあって、
 その上でお客様のことを考えている。
 結局は「売り手の立場」で考えていた。

・それに対して、当時の鈴木氏は
 「本をよく買う人は、何も本だけを
  読んでいるわけではない。
  本を読む人であればあるほど
  ホッとした息抜きが欲しいのでは
  ないか」と考え、新刊目録の数を
  減らし、軽めの読み物を取り入れ
  コンパクト化し有料で売ろうとして
  上司から反対された。


その他の事例で、旭山動物園
青山フラワーマーケットなどなど。

b0ce2257[1]











ここまでだと、先に触れたように
ランチェスター経営「顧客戦略」で、


お客様の立場から見ればどうなのか、
自分の都合を入れずに、
さりげなく実行で示す。


に通じるのですが、次の項目が


「真の競争相手」は
「絶えず変化する顧客ニーズ」


これは、ランチェスター経営的には
「1位の会社」か、競争相手がいない
「戦わずして勝つ」市場での話しかも。

今のセブンイレブンだから出来ること。
だからイトーヨーカドーは・・・
(悪くは無いけど・内緒)