つい先日に書いたブログで、
市場占有率26.1%以下の
 中小企業が、段階的に
 目指すべき市場占有率の数値は?

とのことで、「営業戦略」改訂版CD
から、26.1%以下の段階的数値と、
それを導く「射程距離の数値」(0.594)」
を抜粋してご紹介いたしました。

・15.5%
・ 9.2%
・ 5.4%
・ 3%

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このハガキでは↑少し異なりますが、
ご愛敬と言うことで(内緒)

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さて、この「営業戦略」改訂版CD
参考にして書いた過去のブログで、
市場占有率の高め方
市場占有率の測定法
などにも触れています。

実際には話題として触れただけで、
その高め方や測定法までを、
しっかりとご紹介はしていません。
その理由は、

「自分でCDを購入して
 ちゃんと取り組みなさい」

と言うのではありません。
(そう言いたいのは山々・苦笑)

その高め方や測定法が、会社規模や
業種・業態などで異なるために、
自分でしっかり考え判断した上で
時間を掛けて取り組まないと
「市場」そのものの認識自体を
間違える恐れがあるからです。

その上で、市場占有率を測定すると、
次のどちらかに落ち着きます。
「営業戦略」CDから一部抜粋)


 市場占有率の誤差については
 不満もあるでしょうが、
 それでも市場占有率26%以上
 を押さえて1位になると
 情報が多くなるので、
 市場占有率がかなり
 正確に出るようになります。

 これに対して1位と言えども
 市場占有率が10%以下であったり、
 あるいは業界でのランクが
 低かったりすると
 情報量が少なくなるので、
 その誤差が大きくなり、
 意味のない数値になります

*以前のブログでは別々にご紹介し、
 解りづらくなっていましたので、
 続けてご紹介しました。


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このように、市場占有率を計算する
のに手間が掛かるのであれば、
その場合のヒントとして
財務における強者・弱者の区分
以前はご紹介しました。

これも実際は、もっと手間取ります。

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ランチェスター経営で経営計画を
作成するときには、3大要因である
商品営業地域、業界・客層で、
「市場占有率26%の1位を
 目指して」とのことで、本来は
市場占有率の数値から計算して
導くのが正しい方法となります。

しかし、先程から触れているように
ものすごく頭も使いますし、
ものすごく労力も必要ですし、
とにかく非常に手間が掛かります。

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だからでしょうか、短絡的に
前年対比の売上げ目標など
会計中心で事を進めてしまいます。

そこにはランチェスター経営で言う
顧客観も競観も無く、もちろん
戦略の欠けらもありません。

だから↓達成されない数字なのです。

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話が少し脱線しそうなので、
先に抜粋した「営業戦略」CDに戻り、
その続きを↓ご紹介します。


 自社が営業している地域の中を
 いくつかに細分化し、
 細分化した地域ごとに
 市場占有率を出すことが
 大事になります。
 その後、強いところを
 より強くすると言う
 「弱者の戦略ルール」に従って
 1位の地域作りに取り組むことが
 より重要になるのです

*もちろん「地域」ではなく、
 「商品」で1位を目指したり、
 「業界」や「客層」で1位を
 目指すなら、置き換えてください。


以上、市場占有率云々を言う前に、
徹底して弱者の戦略を実践すること
それが大切になります。

それも、やはり手間な事ですが、
しかし続けていくことで、次の段階に
入ったことを実感するはず・・・

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続きは、勉強会にご参加の時にでも。
(そのヒントは↑↑上記で触れています)