ゴールデンウィーク中の本屋さんで
たまたま目にして&手にとって、
「これだ!」と思って買った本。

どちらも講談社ブルーバックス、
どちらも日本における計画技法に関する
第一人者である加藤昭吉氏の著書。

「計画の科学
どこでも使えるPERT・CPM」
初版が1965年、私が生まれる前。
その当時の表現方法で書かれているので
読みにくく、パラ読みで終わり(苦笑)
それでも、PERTなどの計画手法を
知るには良い機会でした。

「計画力」を強くする
あなたの計画はなぜ挫折するか」
読んでいて、頭にビシ!バシ!っと来ました。
まず「計画力」とは、構想を実現するため
どのように計画するかという「思考力」と、
その計画を遂行する「実行力」を総合した力
で、それは人間独自の力だとしています。
その上で副題となっている項目を分析。
故に、竹田先生の著書である
『なぜ、「会社の数字」は
達成されないのか?』
の3ヶ月毎の実行計画は、戦術思考?
だから、この本で実行計画を作成できても
大局観がなければ、1年計画、3年計画に
落とし込めず、バタビンに終わってしまう
恐れがあるとも読み取れます。
![d5966d52-s[1]](https://livedoor.blogimg.jp/isakigyou/imgs/0/5/050612d1-s.jpg)
何となく薄々は感じていましたが、
竹田先生自身は戦術思考の持ち主・・・
では決してなくて(失礼)、逆説的に
中小企業の経営者に分かりやすく
経営の説明をするには、戦術思考から
入っていかないと、その最初の段階で
拒否反応を示しかねないと〜納得でした。

また「計画をどのように実行するか」の途中で、
ドラッカー先生の著書「未来への決断」の引用で、
これなど、ランチェスター経営(株)の教材
「独立起業の成功戦略」などにある
「組織戦略」でも触れられている、
に通じる内容です。
![s312[1]](https://livedoor.blogimg.jp/isakigyou/imgs/6/d/6de186fc.jpg)
ブルーバックスなのでパラパラと手軽に
読めますが、後で精読したくなります。
竹田先生が「経営理念」と「経営」と
「理念」とに分けて解説するように、
「経営計画」を「経営」と「計画」とに
分けて考えるとき、その「計画」に関して
ヒントを与えてくれる本です。
たまたま目にして&手にとって、
「これだ!」と思って買った本。

どちらも講談社ブルーバックス、
どちらも日本における計画技法に関する
第一人者である加藤昭吉氏の著書。

「計画の科学
どこでも使えるPERT・CPM」
初版が1965年、私が生まれる前。
その当時の表現方法で書かれているので
読みにくく、パラ読みで終わり(苦笑)
それでも、PERTなどの計画手法を
知るには良い機会でした。

「計画力」を強くする
あなたの計画はなぜ挫折するか」
読んでいて、頭にビシ!バシ!っと来ました。
まず「計画力」とは、構想を実現するため
どのように計画するかという「思考力」と、
その計画を遂行する「実行力」を総合した力
で、それは人間独自の力だとしています。
その上で副題となっている項目を分析。
【あなたの計画が失敗する9つの理由】
(各項目と一部に要約を付記してます)
<計画の立案段階での理由>
1.計画の目的・目標がはっきりしていない
欧米の狩猟民族では目的意識が高く、
日本の農耕民族が「とりあえず」を
口癖に、目的意識を希薄化していると。
後の章で、目的・目標を扱うポイントで
「計画の目的・目標を明確にする」
「目的・目標と手段を取り違えない」
「目標に期限を設定する」をあげています。
2.頭の中だけで組み立てた計画になっている
3.状況判断を誤っている
この中で「状況の三重構造」をあげ、
それはまるで経営における
「顧客観」「競観」「主観」の三観に
似た解釈となっています。
4.目先の問題解決を積み重ねただけの
計画になっている
日本的計画立案法として、当面の問題に
1つずつ対応し、それを積み上げる
というやり方を紹介していますが、
これは本質的な問題が置き去りになり
部分的で勝っても全体で負けてしまうと。
・部分的な勝ち方=戦術思考
・全体的な勝ち方=戦略思考
故に、竹田先生の著書である
『なぜ、「会社の数字」は
達成されないのか?』
の3ヶ月毎の実行計画は、戦術思考?
だから、この本で実行計画を作成できても
大局観がなければ、1年計画、3年計画に
落とし込めず、バタビンに終わってしまう
恐れがあるとも読み取れます。
5.複数の計画案の中から選び抜かれていない
最初から「一点集中」として、1つしか
計画を作成するのではなく、いくつか
思索をした上で絞り込む大切さを説明。
<計画の実行段階での理由>
6.計画通りに実行する熱意に欠けている
計画の実行力は「思いの強さ×時間」だと。
7.計画実行の勘所をはずしている
この辺りは、竹田ビジネスモデルの
ウエイト付けにも通じる考え方です。
8.“終わり”からの逆算ができていない
欧米(特にキリスト教)に見られる
「最後の審判」という「終わり」の概念
に対し、日本は「時間は無限」という
感覚が時間予算という概念の欠如に。
竹田先生が言う「時は経費なり」に同じ。
9.計画の適切なフォローアップが
できていない
![d5966d52-s[1]](https://livedoor.blogimg.jp/isakigyou/imgs/0/5/050612d1-s.jpg)
何となく薄々は感じていましたが、
竹田先生自身は戦術思考の持ち主・・・
では決してなくて(失礼)、逆説的に
中小企業の経営者に分かりやすく
経営の説明をするには、戦術思考から
入っていかないと、その最初の段階で
拒否反応を示しかねないと〜納得でした。

また「計画をどのように実行するか」の途中で、
ドラッカー先生の著書「未来への決断」の引用で、
「大統領になるための六つのルール」の中で、
「細かいマネジメントにタッチしてはならない」
とのことで
「やらなくてもいいことは、
実は大統領がやってはならないこと」と。
これなど、ランチェスター経営(株)の教材
「独立起業の成功戦略」などにある
「組織戦略」でも触れられている、
「いつの段階で、社長は社長でしか
出来ない仕事に専念できるか」
に通じる内容です。
![s312[1]](https://livedoor.blogimg.jp/isakigyou/imgs/6/d/6de186fc.jpg)
ブルーバックスなのでパラパラと手軽に
読めますが、後で精読したくなります。
竹田先生が「経営理念」と「経営」と
「理念」とに分けて解説するように、
「経営計画」を「経営」と「計画」とに
分けて考えるとき、その「計画」に関して
ヒントを与えてくれる本です。
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