独立して1年が経たない中で、
業界団体の講演会や勉強会など、
少ないですが、講師のご依頼を
いただいたりすることもあります。
有り難うございます。

ですが、そんな場面で多く耳にするのは
「我々業界はこうだ」とか、
「我々業界は特殊だ」などなど。

講師であるのに完全にアウェイの気分。
社内研修などでも同じ気分を味わいます。
最近も?)

こんな私でさえ、こうですから、
講演回数4500回超え竹田先生は、
もっと感じているとお聞きします。

そのことが、いろんな教材の中でも
頻繁に登場します。

 業歴が古くなると、業界の「やり方」
 に同質化してしまい、それぞれに
 差が無くなってしまう。

 「我々業界は、ああだ、こうだ」
 「我々業界は特殊だ」

 それらは、お互いに
 傷を舐め合っているに過ぎない。


genk


















つい先日、ある業界を中心にして
勉強会を開催しました。

その中で、お客さんから見た自社の商品
・サービスについて、「差別化」した
説明文を考えていただきました。

参加者7名の内、同じ業界から5名の方、
その関連の業種からお一人で、
全く違う業界からはお一人だけご参加。

同じ業界からの5名の方からは、
ほぼ同じ説明文が出てきました。

もちろん、その5名の方は一生懸命に
考えての説明文でしたし、関連の業種
の方も含めて、それが業界としての
今後の生き残り策だとの認識でした。

私でさえ「差別化されてないのでは?」
と疑問を抱きましたが、アウェイだった
からか、疑問が消し去られそうな場の空気。

そこで、全く別の業界からご参加されて
いた方にお尋ねすると私と同じコメントを。

加えてその方に、この業界の商品を最近、
買ったことがあるのか、お尋ねすると、


「何気にショッピングモールで
 家族揃って買い物をして、
 帰ろうとしたときに目にした
 (業界最王手の)お店に入った」


同じ業界の皆さんには、聞きたくない
お店の名前が出てしまいました。
(貴重な言葉、有り難うございました)

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同じ業界内でいると見えないモノが、
こういう場では簡単に見えてきたりします。

全国で2万件もあろうかと言われるお店、
特殊かどうかの判断は、お客さんがします。