今回、一部の方に別件でご紹介しました
「ランチェスター経営・中間者の戦略」

昨日に開催しました
年末特別★実行計画ミニ報告会
 ・勉強会&塾長さんの試験走行会
でもご紹介しました。

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以前にもブログで少し触れましたが
私自身も整理整頓するために、
ここで改めてご紹介します。

これは、ランチェスター経営(株)教材
「戦略名人」CDの旧版、正式名称は
「ランチェスター中小企業の成功戦略
 第1部 経営の基本原則」CD13巻

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その中で竹田先生が、1章分を使って
説明されています。


【第7章 中間者の戦略】(一部を抜粋)

競争の勝ち方には、強者の戦略と弱者の戦略の
二つがあり、この二つは根本的に異なります。
しかし、黒と白の中間に灰色があるように、
強者でもないが弱者でもないという
「中間的な立場」の企業も出てくるので、
中ぐらいの会社のため「中間者の戦略」も必要です。

1.強者ではないが業界で市場占有率1位にあり
  9%以上の占有率を確保している場合。

2.自分の会社は2位以下であっても、
  1位との占有率の比が、10対6以上
  離れていない、という場合。


(分かりづらい事例説明を省略して・笑)


地域や商品や客層は、小さく分けようと
思えばいくらでも分けることができますが、
分ける数が多くなるとその対象物は小さくなり、
そこで2乗作用を発揮しようとしても、
現実問題として2乗作用が生じなくなるのです。


その中間者の戦略を考えるときに、
ちょうど分かりやすいモデルになるのが、
トラファルガー沖海戦における
イギリス海軍ネルソン提督の戦略で、
俗に「ネルソンタッチ」と言われるモノです。

Trafalgar_Square-2[1]

*英国ロンドンのトラファルガー広場
 据えられているネルソン記念柱


(あまりに具体的すぎる説明を省略して・失笑)


ネルソンが実行した作戦は、中間者の
戦略の格好のモデルになります。

自分の方は劣勢であるが、敵と比べて
それほど兵力の差がない場合は、
次のやり方で戦います。

1.兵力の多い相手をいくつかに分断する。

2.分断した目標に対して、相手よりも
  多い兵力を投入して優勢に立つ。

3.少ない相手には2乗作用によって
  大きな損害を与える。

4.その後、次の攻撃目標に向かう。

これが中間者の戦略原則で、一般的には
各個撃破の作戦とも呼ばれています。

*そのまま続けて、イトーヨーカ堂
 ダイエー丸井マブチモーター
 マクドナルドモスバーガーなどが
 事例の説明で登場します。


lanchester

ポイントは分断する対象を何にするか
でしょうか。それは業種業態で異なります
が、この教材の中で何通りかは
説明が加えられています。

年末特別編・ランチェスター法則
応用の「差別化力の高め方」勉強会では、
差別化を進める上で、目標を細分化する
ポイントにも触れていきます。

乞うご期待を。。。