今日の朝刊各紙で触れられていましたが、
特に日経新聞では経済面で大きく

ファストリ2期連続過去最高益

とのことで、衣料品店「ユニクロ」を展開する
ファーストリテイリングが、2013年8月期の
連結純利益が前期比18%増の845億円になる
見通しで、2期連続で過去最高を更新すると。
そのまま今期は、売上高が1兆円の大台に乗るとも。

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少し待っていただきたい。

ランチェスター経営(株)から発行している
「中小企業、1人当り年間純利益調べ」の裏、
「上場企業、1人当り年間経常利益調べ」、
2012年7月でのデータなので、実質は
前期(2011年)の数字なのですが、

1r2012

ユニクロは「733万円」です↑

その前の2011年7月のデータでは、
ユニクロは「1,456万円」↓

1r2011

いろんな要因があると思いますが、
半分になっています。

加えて、10年前の2002年は、

1r2002

ユニクロは「6,646万円」です↑
それが今では1/9にまで落ち込んでいます。

★それ以上に↑社名は隠していますが、
  1人当りの年間経常利益が、
 
  2002年 「12,086万円」
 2011年  「2,719万円」
 2012年「▲3,249万円」
 
 となっている会社の方が凄いんですけど。。。

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昨日のブログでご紹介しました
改訂版「財務戦略」CDの案内では、
財務においても強者の戦略と
弱者の戦略があると書かれていました。

それは一般的なランチェスター法則応用の
「市場占有率の原則」だけではなく、
竹田先生による長年の研究による
独自の解釈から導かれています。

同時に、経営分析における自己資本率や
固定比率、総資本回転数において、
安全ライン・危険ラインとなる数値目標が
ないと、思わぬ失敗を招きかねないと。
(各数値が業種毎に掲載されています)

たぶん、倒産会社1,600件を取材した
竹田先生だから感じた必要性なんでしょう。

ユニクロほどの会社が、思わぬ失敗を
引き起こすような戦略の取り違いなど
ないでしょうが、有名企業の中でも
竹田先生が以前より注意を促す
急成長会社の損益余裕率」に、
ピッタリ当てはまって倒産した
会社がありました〜ね。

竹田ビジネスモデルにおける経営の
要因の中で、財務のウエイト付けは、
たった「7%」しかありません。

ですから、個別に「財務戦略」の教材を
買ってまで勉強するかどうかは別にして、
竹田先生におるランチェスター法則応用の
解釈を研究したいと思っている方には
最適な教材であることは間違いありません。

ただ、難しいのは確か・・・(内緒)