先日の「財務戦略」マラソン・5回目
テーマは「経理の仕組みと自己資本蓄積」で
経理の仕組みの8番目に登場したのが
「過剰納税」です。

竹田社長自身、「財務戦略」DVDの中で、


「聞き慣れない言葉と思いますが」


との一言を入れてますが、確かに
租税正義を高らかに掲げていた前職からすると
全くもって考えにも及ばない内容です(本当)。

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その時の後記には
「過剰納税(これは別途、ブログ・ネタ予定)」
としていたので、 後で触れようと思っていました。

先週末で「財務戦略」マラソンも終わったので、
いろいろと解釈を入れようと思ってました。
しかい解釈を入れれば入れるほど土ツボにはまる
ので、竹田社長の説明に一言加える程度に止めます。


★1〜3%の過剰納税

 何年かに1回はやってくる税務調査の時、<注>
 経費の一部が否認されると過少申告で
 罰則が適用される。

 そのために経理係はビクビクして、
 必要以上に精度を高めようとする。
 しかし、必要以上に精度を高めれば
 高めるだけコスト高になり、
 利益性が低下することになる。
 仕組みが重装備となる。

 どんな仕事も一定の誤差が必ず発生するように、
 税務調査でも必ず一定の否認が発生する。<注>
 そこで誤差を見越して、その損害保険として
 1〜3%多く納税するとよい。

 1000万円なら10〜30万円税金を多く、
 200万円なら3〜6万円多く納税する。
 こうしておけば調査でも安心する。

 中小企業の大半は、年間の経常利益が
 500万円以下になっているので、
 1〜3%の過剰に納税しても大したことはない。


注>たぶん、ある団体からは
   「申告是認があるでしょう」
   との声も聞こえそうですが・・・

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そうです、どんな仕事にも誤差は生じます。
どんな教材にも誤字脱字は存在します。
ましてや、ユーザーの利用が少ない教材の
訂正はあまりされないんですよ〜塾師さん
本当に申し訳ございません。
なお、DVD内のボードは↑↑正しいです。
(↑左は珍しい粗利益と純利益のマトリックス)

hojin

でも、この「過剰納税」、申告書上に
どのように記載すれば良いのでしょうか?

税理士の山下久幸様も分かりませんでした。
分かる人は竹田陽一のみ(この強引さ