ある経営戦略系で、タイトルに「教科書」と
表記された本を買って読んでいたのですが、
(著者は、著名なMBAスクールの教授)
ランチェスター」の「ラ」の字も
紹介されずに↓「クープマンの目標値」と。

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しかも、文中には下記のように、


『では、どのくらいのシェアを獲得すれば、
 リーダーと呼ぶに値するか。その際、
 参考になるのが「クープマンの目標値」
 です。これは米国コロンビア大学の
 数学者ベルナード・クープマンが、
 グローバルベースの調査・分析で
 導き出した統計値です。それによると

 「41.7%以上のシェアを取れば
  その市場における強者となり、
  安定した地位を確保できる」

 とされています。絶対的な強者となるには
 「シェア40%」が1つの目安と言えます』


CIMG3102

これには、市場占有率の3大数値を導き出した
田岡信夫先生斧田大公望先生だけでなく、
中原勲平(くんぺい)氏、加藤勝康氏、奥村正二氏、
林周二氏、池田一貞氏、宮川公男氏への冒涜か。

この正確な内容については、非売品の小冊子
『ランチェスター戦略の記事を書いた人達』
(この要約はリンク先で読むことが出来ます)
に、竹田社長の怒りを露わにした文章と共に
見ることが出来ます。

怒りを露わにした文章とは、
(一部を抜粋)


6.日本で説明されている誤りについて

(途中、飛ばして)

4つ目は、市場占有率は
コープマンが考え出したというもの。
これは、ひどい空想としか
言いようがありません。


なお「ランチェスター法則のすごさ」↓
では表現柔らか

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MBAとしてのメンツがあるのかも知れないですが、
バーナード・コープマン(Bernard Koopman)と
検索すれば、米国でのこういうサイトもあるので、
少し調べれば分かるはずなのですが・・・

逆に「クープマンの目標値」と検索すると、
多くの日本国内のMBA系のサイトがヒットする
ので、MBAが虚学であるとの証かも。
(リンク先↑が消滅・ご参考

ともかく、「学問の独立」を謳った
大隈重信が知ると泣くよ・・・