先の建築・リフォーム業  
ランチェスター戦略☆社長塾」の後記では
数字だけ触れてますが、その鑑賞した
「戦略☆社長」DVDの中で竹田社長は、

「業績の何割が社長1人で決まるか」で、
従業員100人までを平均すると、業績の
98%が社長1人の戦略実力で決まる。
(「プロ社長」の帯もご参照)

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としていますが、それに対して一般的に

1.社長の実力テストは無く、社長は1人のため
  実力のレベルが不明。

2.社長が責任を持って担当すべき役目は
  カタチがないので、これも不明。

3.業績の何%が社長1人の戦略実力で決まるか、
  根拠をきちんと説明しているコンサルタントも
  いないので不明。

結局、業績のほとんどは従業員で決まる、
と考える人が多くなる。
この証拠は、社長のアンケートに出てくる。
出版社や新聞社が、中小企業の社長を対象に
「今年の重点課題は何でしょうか?」
と質問をすると、たいがい2番目に社員教育が
出てくる。30年間ほぼ同じになっている・・・とも。

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では、竹田社長自身は社員教育をどのように
考えているか、そのヒントとして、
ここのところ、先日先々日先々々日
先々々々日と(ネタが無い時に)紹介し続けている
「中小企業の信用調査」から一部抜粋を。


★社員研修に無関心ではないか★

人は城、人は石垣、人は堀とよく聞く。
人が大事であるのは分かっている。
しかしどういう方法で研修を行い社員の
教育を行ったら、城になり石垣になって
くれるかは教えてくれない。

従業員の研修や教育は、教育自体が目的では
ない。研修そのものが目的ではないのである。
講演会に講師として呼ばれたときの話しである。
参加していた1人の社長が、
「私の会社は人を大事にしています。
 従業員の趣味や生き甲斐を大事にしております。
 仕事は5時でパッと終わり、
 こういう方面に時間を使っています」
と自慢していた。しかし、この会社は2年後に
倒産したのである。経営上の目標はなく、
ただ従業員の幸せを口にする人は、会社を
社団法人か宗教法人にした方がよい。
(そんな会社も多々ありますが・・・苦笑)

経営者は経営に対する願望というか、経営上の
計画を持っている。この計画を達成するために
「従業員の協力」が必要になるのである。

協力してもらうために方針を明確にし、これに
必要な勉強と訓練を行うのが社員研修である。
社員教育の大半は経営者自身が仕事を通じて
行う必要がある。朝礼や会議も経営者が教育を
行う場である。

しかし経営者が直接、教育しただけでは不足する
から、足りない分を外部研修で補う。外部研修は、
有料や無料の講演会があちこちで開かれている。
これらの講習に参加した効果が出るかどうかは、
会社内部の条件で決まる。経営者が日頃の研修を
熱心に行い、実行している場合は成果が早く出る。

経営者が従業員の研修に熱心で、あれこれと苦心
している場合は、外部研修にも熱心になってくる。
経営者が自分は理解していても、どうも表現が
上手くいかない。経営者が言うと単刀直入に
なり過ぎて、聞く側に曲がって理解されてしまう。
こういう場合、外部講師で自分の主義に合う人に
依頼するのも1つの方法である。

いずれにしろ、業界で高い利益を出している会社は
経営者も勉強熱心で、社員教育にも力を入れている。
逆また真なり〜ではない)
ジリ貧となっている会社は、
研修に金は掛けていないものだ。
(例外も多い)

<外部から、どう観察するか>
経営者の研修に対する考え方は外部では分からない。
聞いてみるしかない。
「社長さん、社員教育はどのようになさってますか?」
これで、あれこれ話が出てくる。訪問して
時間の余裕があったら質問してみよう。


なんだ結局は、ついでで良いのか・・・