これはiPhoneアプリ
経営戦略1分間トレーニング
の一部画面からから↓

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トレーニングとしてQ&A形式で60問あります。
上記は、その1問で、答えの解説文から抜粋。
その問題自体は、もう少し別の表現なのですが、
この問題、私はいつも間違えてしまいます。

ただ、いかにも正解っぽい書き方ですが、
ある意味で勘違いさせる解説です(と言い訳?)。

「戦わずして勝つ」が、兵法の最上級であると
同時に、究極の弱者の戦略でもあります。
その一手にM&Aがあるように読み取れます。

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著者は、経営戦略の定石に「孫子の兵法」と
ランチェスター戦略」を掲げているらしいですが、
所詮は、大学院卒で大会社の社風に染まった
大手コンサルティング会社に勤める学者先生。
(「学者先生」とは竹田社長が呼ぶ名称)

致命的な誤解・勘違いを生み出すきっかけは
こういう学者先生なんでしょうね。

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当社の教材「戦略☆名人」より、
「強者の財務戦略」の中で、

『本とか講演会で「M&A」という言葉が
 よく出てくる。これは企業買収を意味している。
 強者の戦略の狙いは「総合1位主義」にある
 ので、必要によっては本業に近い会社を
 買収して、総合1位主義を狙ってくる
 つまり「M&A」は強者の会社になる。

 ところが、よくよく見ると、中小企業を専門
 ・対象にしているコンサルタントや税理士で、
 M&Aをすすめているところがある。

 市場占有率は低く、自己資本比率も低く、
 強いモノが何もない会社が、本業と全く
 関係ない業種の会社を買収するとどうなるか。
 戦力の分散で両方とも力が落ちて、全体が
 ダメになってしまう。ダメなコンサルタントや
 税理士団体に惑わされないようにすべき。

 弱者は、欲が深いことをしないよう、
 くれぐれも注意してもらいたい』と竹田社長。

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ランチェスター経営「財務戦略」自体は、
完全な竹田社長のオリジナルであり、
東京商工リサーチ時代から研究して
辿り着いて発見(発明かな?)したモノです。
一般に本屋で販売されている竹田社長の著書や、
その他のランチェスター本には、正確に
全部を触れられておらず、教材CD・DVDだけ。

それを勉強もせずに、ダメなコンサルタントや
税理士団体関係者からは、
「ランチェスター経営の竹田先生も、
 M&Aを否定するなど、時代錯誤」
との言葉を、たまに聞きますが、そう言う
本人が戦略錯誤かと・・・知らぬが仏か。

そんな学者先生風な人に要注意です。