先日にご紹介したブログ『採用の超プロが教える
「つぶす社長は私です」ワイキューブ・安田佳生』
その追伸の追伸で触れていたように、メルマガ
「ランチェスター経営通信」で本日、竹田社長から
のコメントを配信させていただきました。


「読んで無い」との方もいらっしゃるようですから、
ここで改めて誤字訂正して(笑)ご紹介します。
(是非、メルマガのご登録を忘れずに)
![part3_10_210[1]](https://livedoor.blogimg.jp/isakigyou/imgs/f/0/f0f97c85.jpg)
※注 これらについては『財務戦略』DVD 7巻(7時間)
またはCD 6巻(5時間45分)で詳しく説明しています。
もっと詳しく知りたい方はこちらへ。
ちょっとだけ知りたい方はこちらへ。
(こちらもご参考を)
「つぶす社長は私です」ワイキューブ・安田佳生』
その追伸の追伸で触れていたように、メルマガ
「ランチェスター経営通信」で本日、竹田社長から
のコメントを配信させていただきました。


「読んで無い」との方もいらっしゃるようですから、
ここで改めて誤字訂正して(笑)ご紹介します。
(是非、メルマガのご登録を忘れずに)
==急成長企業は倒産率が高い/竹田陽一からメッセージ==
「千円札は拾うな」の著者で知られる安田佳生氏が
経営する株式会社ワイキューブが、3月30日
民事再生法の適用を申請しました。負債総額は40億円で、
債権者の数はおよそ150社だそうです。
この会社は短期間に急成長したのですが、急成長して
いる会社の倒産率はとても高くなっています。
なぜでしょうか。
1. 急成長会社の自己資本均衡の損益余裕率
その原因の1つ目は、粗利益に占める経常利益の割合を
示す「損益余裕率」が通常の会社と急成長している会社
とは異なるからです。
仮にA社の対前率伸び率が10%で、損益余裕率も
10%であったとします。これに対して同業のB社の
対前率伸び率が40%だった場合、この会社の損益余裕率は
18%なければなりません。もしこの会社の損益余裕率が
A社と同じ10%であったら、8%が経常利益不足となります。
この状態が3年〜4年続くなら、急成長している会社の
経常利益不足は巨額になるので、もし成長が止まると、
この「ツケ」が一気に回り資金繰りが続かなくなるのです。
ワイキューブも、このとおりになっていました。
なぜこうなるのでしょうか。
2. 入社3年〜5年は赤字社員
急成長している会社は、当然多くの従業員を採用します。
ところが、ベルトコンベアの前に座って仕事をする
「ブルーカラー」の労働者と違って、知識を中心にした
仕事をする人は、3年間は給料と経費を持ち出すばかりの
赤字社員になり、仕事の内容がかなり難しいときは
5年近くも赤字社員になります。
こうした中、売上が伸びているときはその陰に隠れて
はっきりしないものの、売上の伸びが止まったり低下し
始めると、従業員の多くが赤字社員になってしまいます。
これでは資金繰りが続くわけがありません。
3. 経営分析は通常会社用で急成長企業には役立たない
このような失敗を防ぐため、よく使われているのが経営分析
です。経営分析の項目は20項目以上あり、それぞれの
項目に標準となる数値が出されています。
ところがこの標準となる数値は通常の会社には役立っても、
年率30%以上の高い率で伸びている会社には役立ちません。
つまり、30%以上の高い率で伸びている会社は、例外用の
数値が必要になるのですが、例外用の数値は示されていません。
このために急成長中の会社の社長は、自社の分析データを
通常用の数値と比較して「標準と比べると問題はない」と
安心するのですが、ここに大きな失敗の種が潜んでいるのです。
これは私が東京商工リサーチで倒産会社の研究をしている
ときに見つけたものです。何事にも、通常用と特別用の
判断基準が要ることを忘れてはなりません。
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※注 これらについては『財務戦略』DVD 7巻(7時間)
またはCD 6巻(5時間45分)で詳しく説明しています。
もっと詳しく知りたい方はこちらへ。
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(こちらもご参考を)
コメント
コメント一覧 (2)
竹内正浩です。
>1. 急成長会社の自己資本均衡の損益余裕率
>この会社の損益余裕率は18%なければなりません。
損益余裕率が高い必要がある理由は何でしょうか?
ぜひ、伺わせていただければと思いました。
税金支払いでしょうか??
よろしければ、お教えいただければ、さいわいです。
&5月も勉強会講師をよろしくお願い申し上げます。
これは竹田社長、オリジナルの分析です。
その経緯は私では分からず、本文に書いてある通りで、
理由は「例外管理が必要」とのことでした。
倒産企業の取材を1,600社した賜物なんでしょう。
詳細は、是非「財務戦略」DVDをお買い求め下さい。