先日に緊急で開催した秘密会議、その内容に
何となく当てはまる内容が教材「組織戦略」CD
その中で「人間の欲求本能が組織を亡ぼす」と、
「組織を滅亡させる張本人は社長自身である」に、
「宗教の組織」を事例に説明されてました。

その一部を抜粋させていただきます。

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大前提にある考え方が、マズロー欲求段階説で、

1.生存本能と生理的な本能
2.安全本能
3.所属の本能
4.自尊本能
5.自己実現の本能

それを前提に〜会社は人間の生存本能によって作られ、
所属本能によって大きくなりますが、同時にその会社は
人間の自尊本能によって滅びるという必然性がある
ことを忘れてはなりません。


組織は、目的を達成するために作られるのですが、
その組織の弱体化は目的を忘れることから始まります。
そうなる原因は、人間の本能にあります。
この事情は長い伝統を持つ宗教の組織を見ると
よく分かります。大宗教といわれるものは、
創始者の死後に組織が拡大し、中世には国家の力
よりも大きくなったことさえありました。

キリストやブッダなどの大宗教家は、人々が
安らかな考えを持って生活するための、精神的な
システムを作り上げました。つまり宗教とは、
日常の生活で発生する精神的な悩みやストレスを
取り除き、一度しかない人生をより価値のある
モノにする方法なのです。そして宗教関係者は単に
その手伝いをする手段的立場にしかすぎないのです。

ところが、その宗教を広げるために、教団の組織が
作られて時間が経過すると、事情は変わってしまいます。
宗教を普及させる関係者は、宗教システムの説明係に
すぎなかったのに、所属本能と自尊本能に支配されて
内部中心になり、手段と目的が入れ替わってしまう
のです。まず内部に階級組織を作り、重装備な構えで
運営を始めます。

内部中心になると、信者を増やす活動が出来なく
なりますから、当然収入は減ります。そこで売上を
上げるために、一度死んだ宗教の創始者を復活させ
天に昇らせ、全知全能の神に仕立てるという、
ウルトラCを考え出しました。これとともに歴史上
起きた天変地異の自然現象を、あたかも、その創始者が
起こした奇跡であるかのように見せかけたりもしました。

その上、宗教の説明係は、自己の重要感を満たすために、
奇抜な服を身につけて、変な動作をしたり変な儀式を
考え出したりして、自分が神であるかのような
振る舞いを始めたのです。

そして、金を多く出した者は安らかな死後を迎えることが
出来ると説いたり、先祖の霊や地震や台風などの
自然現象を楯にとって、寄付を強要する者も出てきました。

宗教の創始者は、もともと人々に精神的な安らぎを与える
とともに、一度しかない人生を価値あるモノにすることを
考えたのに、時間が経つにつれて宗教は、宗教関係者の
生活を守ることと、宗教関係者の自尊欲求を満たすための
手段に変わってしまいました。こうして宗教は戦争以上に
住民を苦しめました。

これではいけないと、初心に返って新しい組織を作ろうと
改革者が現れますが、その組織も時間の経過とともに
やがて同じ結果になります。そして別の改革者が現れては、
新しい組織が作られるという繰り返しを続けました。

日本には5世紀頃に仏教が入ってきて以来、100年から
150年に1回の割合で強力な改革者が現れ、組織の改革が
繰り返されてきました。いくつかある宗派はその名残です。

経営活動でも同じです・・・


となると、弱者の戦略教団も同じか??

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では、説明係(=インストラクター)である私は、
先生」と呼ばれず、会員組織なども作らず、
奇抜な服など着ぬように〜反面教師か(誰の?)