*以前にも「敵を知り己を知れば百戦危うからず」との
 ひらがなで表記したブログもありましたが、
 重複を避けるため今回はカタカナで表記しました。

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これは、今回の「ランチェスター社長学」に限らず、
ほとんどの竹田社長の著書当社の教材でも、
多くが「戦略と戦術」などのタイトルで
経営の実行要因を説明する際に触れられております。


・将軍の役目

1.大義名分を明らかにする。
2.戦う相手を決める。
3.敵の情報を集める。
4.主力兵器と補助兵器を決める。
5.中心となる戦場と範囲を決める。
6.進軍するルートを決める。
7.陣の組み方を決める。
8.部隊の編成と役割を分担する。
9.軍資金を調達し配分する。
10.補給の方法を決める。
11.作戦計画書を作成する。



・社長の役目

1.経営理念と経営目的の設定
2.競争相手の特定化
3.競争相手の情報収集
4.商品の決定
5.営業地域の決定
6.営業ルートと業界・客層の決定
7.営業方法の決定
8.組織対策の決定
9.財務対策の決定
10.生産能力と仕入先の決定
11.経営計画書を作成


今回の「ランチェスター社長学」の中では、
「経営目標を定める」の項に「商品の決定」などがあり、
その次の「戦略を決める」の項で、上記のような
「将軍の役目と社長の役目」が紹介されるので、
あたかも目標を決めてから競争相手の特定化・情報収集
をするように勘違いしそうだが、逆が正しくなる。

そのことを、より的確に(株)ハードリング
軍師岡漱一郎様が、以前のブログで、


−−負けない経営−−−−−−−−−−−−−−−−−−

孫子の有名な言葉に。
「彼(てき)を知り己を知れば、百戦して殆うからず。」

※彼を知らずして己を知れば、一勝一敗す。
 彼を知らず己を知らざれば、戦うごとに必ず殆うし。

経営活動は、ライバル他社との競争の連続であり、
その勝敗はお客様の審判に掛かっている。

孫子のこの言葉は、敵を知ることが先に書かれている。
即ち、己を知る前に敵を知れと言っている。
その情報を元に、己自身の身の丈を知ることが大事だ
と言っている。

これ即ち、「負けない経営」と言える。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−以上−−


岡様がメイン講師による「建築リフォーム社長塾
その1回目では常々、「戦略☆社長」DVDで、
竹田社長が書いた「経営の全体図」を使い、

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「“1”の矢印が、なぜ競争相手から入っているか。
 そのことを考えないと痛い目に遭う」とも。

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小さな会社★儲けのルール」では、経営の8大要因を
大々的に取り上げているので、そればかりを自社に
置き換えている方々を見受けますが、その前に
しっかりと競争相手を見据えておくことが肝心です。

たぶんに著者の栢野様は、自爆テロ的な性分なので
競争相手が誰であろうが何であろうか関係無し、
ほとんど準備無しでモンゴルに行ける人ですから。
(さすが過激派!)
栢野さん蹴り











また多くの公的機関で開催される創業塾など、
いきなり経営理念に取り組ませるのは論外として、
目標達成のため闇雲にSWOT分析をさせる
ことが目に付くが、これも競争相手のことを
考えた後でないと無意味であることが分かる。

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では、そうもいかない組織を持つ社長は、どう対処し
経営していけばいいのか。

そのことを、大学時代から「孫子の兵法」にまで触れ、
2000冊以上のビジネス書を読破されている
竹内正浩様とご一緒に、9月から開催する
ランチェスター社長学☆勉強会」で学んでいきましょう。