以前の2つのブログ・ネタ
アンドロイドは電気羊の夢を見るか?
 起業家は前職の夢を見るか?」と、
マーケッターはどこに消えたか?
とをミックスさせたようなタイトルですが・・・

アンドロイドは電気羊の夢を見るか?チーズ本










当社の「商品戦略」や、「ベンチャーの経営戦略」などで
触れられてますが、新商品などを開発する際には、
夢に見るくらい考えて、考えて、考えて・・・
潜在意識に入って、ある時「ピカ!」っと知恵が。


夢に出てくるのは、日頃から見聞きしている事が基本。
それらの意外な組み合わせで、得体も知れないような
現象を見ているような気がしたりして、新しい事を
生み出す場合がほとんどではないでしょうか。
しかも目が覚めると印象が薄い内容だと、次第に
忘れていくのが普通、だと言われてます。
予知夢とか呼ばれるような現象もあるかも知れない
ですが、それはここでは例外として。

先日の日本経済新聞:夕刊のコラム「あすへの話題」、
またまた福岡伸一氏で「なぜ英語は聞けないのか」
という中に、パスバンド理論と言うのがありました。

↓最後に全文引用してますが、その理論によると、


「英語と日本語のあいだには文字通り見えない溝があり、
 幼いときから英語を聞かされてないなら聴けないのだ」


となれば、夢に英語が出てくることもないでしょうし、
それが知恵に変わることなどあり得ない。
なのに、経営コンサル(もどき?)が格好つけて
やたらとカタカナ英語を使いたがる。
(ここら辺りは竹田社長・談)


英語を読み聞きできる人なら良いですが、
中小零細企業の社長や、まして社員では無理。
どうせなら、夢は方言が良いですよ(笑)


私など「0(ジェロ)」「全然(ジェンジェン)」と、
筑後弁ですからね〜とまでは言ってませんが。
(正確には、筑後弁だけじゃないようです)

〜と言って、イギリス人の名前社名に・・・

夏の竹田社長











そう言えば京都出身の私は、予備校時代まで
バリバリの関西弁だったのに、大学時代に
見事に(?)関西弁を封印してしまいましたけど。
これは、下記で示されてる新聞記事中の
「パスバンド理論」は関係無いですね。


◆なぜ英語は聞けないのか
  /分子生物学者:福岡伸一氏



fukushi


















 情報(ニュース)の基本は5W1H。けれども、
ネイティブ・スピーカーから英語で急に質問を
受けると、それがWhatなのかWhoなのか、
あるいはWhichなのかWhenなのか、はたまた
WhyなのかHowなのか、とっさには聞き取れない。
少なくとも私にはしばしばそういう経験がある。
一体それはなぜだろう。


 パスバンド理論、というものが次のような説明を
与えてくれる。フランスの耳鼻咽喉科の医師、
アルフレッド・トマティスは、言語として優先的に
使われる音の幅が、民族によって著しく異なることに
気づいた。音の幅は周波数(ヘルツ)で表される。
イギリス英語の場合は、2000ヘルツから16000ヘルツ
に広がる。トマティスはこの音域をパスバンドと
名づけ、様々な民族が話す言語のパスバンドを解析した。
すると非常に興味深いことがわかった。言語ごとに
固有のパスバンドがあると。


 母音を強調する日本語は、100ヘルツから1500ヘルツ
が主なパスバンドになっていた。人間は、言語として
聞かされたパスバンドの音しか言語として聴けない。
そして言語として聴けたパスバンドの音しか言語
として話せない。もちろん人間の脳は可能性を持つ
から後の訓練によってパスバンドを広げることは
できるだろうが、基本的にそれは幼い時期の刷り込みに
よって決まる。そうトマスティスは考えた。英語と
日本語のあいだには文字通り見えない溝があるのだ。
なるほど。ところでロシア語のパスバンドは低音から
高音までとても広い。果たして、ロシア人は他言語
習得に堪能だろうか。






日経新聞・夕刊「あすへの話題」より