雑誌や独立を紹介している本の中に
「小資本で、誰でも出来て、しかも高収入」
という広告が目に付く。私は16年間
企業調査会社に勤めて、多くの会社の
経営状態を調査してきたが、このような
夢のような業種を一度も見たことがない。
たぶん今からも出ないと確信している。


以上、竹田社長の著書「独立を考えたら読む本
「第9章 これを知らずに独立するな」より,
リクエスト(かな?)もあって昨日に続いてです。

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まさに仰る通りです・・・

これには↓下記のような続きがあります。


 ★業績を上げるための条件★

 1.他社が作れないような
    高度な制作技術を持っている。

 2.他社がマネできないような
    優れた生産設備を持っている。

 3.今まで誰も気付かなかった商品、
   何処の会社も作っていなかった商品を
    他社に先駆けて開発する独創性がある。

 4.経営や世の中で必要な知識を、
   同じ仕事をしている人と比べて、
    ケタ違いに高レベルで身に付けている。
    1000人中1〜3人。
     
 5.他人がマネできないような高いレベルの
    地域戦略や営業戦略知識を持っている。

 6.他人がマネできないだけの販売技術の知識や
    技術を身に付けている。

 7.他人がマネできないような
    最高の顧客サービスが実行できる。

 8.業界で1番の長時間労働を
    15年以上も実行している

これらは、どれ一つとっても実行するのが難しく、
一朝一夕にして手に出来るモノではない。
小資本で誰でも出来る事業で、しかも利益が多く出る
のであれば、その事業に多くの人が参入するので
同業者が多くなる。同業者が多くなれば、たちまち
過当競争になってしまうばかりか、1社当たりの
売り上げが少なくなるので結局、利益が少なくなる。
これは何百年と変わらない経営の大原則である。

ところが、大会社に長年勤めていて、自分の力で
苦労して得意先を作った経験がない人、それに
官庁の退職者や専業主婦など、実業界の原則を
全く知らない人、さらに「自分だけは別だ、
自分だけは特別だ」と自己中心的に考える人は、
FCの保証金カモり型のパクリ屋にうまく乗せられる
率が高くなる。そればかりか、こういう人の多くは、
他人のアドバイスをまともに聞こうともしないので、
大事な貯金を丸ごと持って行かれてしまう。